タカタの株価は上がりすぎ

タカタ(7312)の株価が連日ストップ高となっています。エアバッグの欠陥問題により昨年大きく値を下げていましたが、米司法当局との和解のニュースが伝わり、状況を楽観視した投資家の買いが進んでいるようです。しかし、私は本当の問題はこれからと考えています。

米司法当局との和解金は最大で約1,170億円と伝えられています。金額は大きいものの、タカタの純資産額を下回る水準であり、そのことに安心した投資家は少なからず存在すると思われます。

しかし、タカタの本質的な問題は制裁金ではなく、リコール費用です。タカタは消費者に直接販売していないので、自動車メーカーが代わってリコールを行なっています。その総額は2兆円に上るとも言われ、最終的にタカタが負担する必要があると考えられています。

リコール費用をタカタが負担することになると、大幅な債務超過に陥ってしまい、経営が立ち行きません。そのため、足りない資本を増強すべく、現在スポンサーの選定が行われています。

資本を増強するということは、新たに株式を発行するということです。1兆円を超える資本増強を行わなければならないとすれば、10倍以上の希薄化になります。

希薄化が10倍になれば、問題発覚前のタカタの時価総額の2,000億円を回復したとしても、株価は240円程度です。そこからすると、現在の1,000円を超える水準は高すぎると言わざるを得ません。詳細は以下の記事もご参照ください。

タカタの上場廃止はなくても株価が上がらない理由

タカタの株を保有している投資家は、早急に売却することをお勧めします。


サイト訪問者限定プレゼント

当社が発行する電子書籍『株式市場の敗者になる前に読む本』(定価 1,200円)を特別に無料で贈呈します。

メールアドレスを登録して、本をダウンロードしてください。

※登録したメールアドレスに当社からのお知らせをお送りする場合があります。

※本気でバリュー株投資を実践するならつばめ投資顧問への入会をご検討ください。



※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。