バリュー株投資とは?

代表
栫井
(かこい)
バリュー株投資とは、株式が持つ本来の「価値」よりも安い「価格」で買うことで、値下がりリスクを抑えながら長期的視野で資産を増やす投資手法です。

徹底的に企業を分析することで価値を判断し、「お買い得」な銘柄を見つけます。ウォーレン・バフェットも実践する手法です。

つばめ投資顧問は、バリュー株投資を通じて一生お金に困らない資産運用を手助けします。

“500円で売られている千円札を探す”

バリュー株とは、日本語で「割安株」のことです。スーパーで売られているりんごの価格が「高い」「安い」と感じることがあるように、株式にも割高・割安があります。

例えば、日本の代表的な企業であるトヨタ自動車の時価総額(発行している株式の合計額)は約20兆円です。これが1兆円で売られていたとしたら、多くの人は「割安」と考え、投資するでしょう。なぜなら、それ以上の「価値」があると考えるからです。

バリュー株投資は市場で本来あるべき「価値」よりも割安な「価格」で取引されているものに焦点を当てて集中的に投資する手法です。人の言葉を借りれば ”500円で売られている千円札を探す” ということです。

株価が大きく下落した時がチャンス

500円で売られている千円札を探すのは簡単ではありません。1円の利益でも瞬時に飛びつくのが株式市場です。

それでも、株式市場は時に大きく値付けを間違えます。例えば、企業が不祥事を起こした際に、業績への影響は少ないにもかかわらずネガティブなイメージで大量に売られ、株価が暴落する場合があります。このような時こそ、バリュー投資家にとって大きなチャンスなのです。

反対に、期待が過剰に高まった時に発生するのがバブルです。代表的なのが2000年前後に起きたITバブルで、このときはほとんど実態のない企業の株式が高値で取引されました。バリュー投資家は徹底してバブルを避けなければなりません。

ウォーレン・バフェットに学ぶ

世界で最も代表的なバリュー株投資に、ウォーレン・バフェットがいます。投資をしたことがある人なら一度は耳にしたことがあると思います。徹底した長期投資で財を築き、一時は世界第2位の富豪に上り詰めました。

バリュー株投資に対するバフェットを端的に表しているのが、彼が残した次の言葉でしょう。

私の仕事とは、「企業の内在的な価値」と、市場価格の差を利用して利益を得ること。これに尽きます。

一生お金に困らない資産運用を

つばめ投資顧問では、バリュー株投資を通じて「一生お金に困らない資産運用」を提供しています。1ヶ月や1年といった目の前の利益を負うのではなく、長期にわたって資産を増やし、生涯お金の心配から開放されることを目指すものです。

平均寿命が伸び、サラリーマンの給与も減少傾向をたどっています。貯金だけでは余裕のある老後を送るのに十分とは言えません。一方、投資にリスクはつきものです。汗水垂らして働いて蓄えたお金だからこそ、ギャンブルのように投資するのではなく、大事に育てて欲しいのです。

バリュー株投資は、徹底的に守りを固め、じっくり値上がりするのを待つ手法です。すぐに成果が出るのは難しいかも知れませんが、日々の株価変動に惑わされず、腰を据えて資産を増やすことができます。

個人投資家の9割は株式投資で負けていると言われますが、最大の原因は損失が出たら早々に撤退してしまうからです。撤退を促すのが投資家の心に潜む不安でしょう。投資には心に寄り添う応援者が必要です。

つばめ投資顧問は、バリュー株投資を行う人が長期にわたって投資を続けられるよう、知識面・精神面の双方からサポートします。ご愛顧よろしくお願いします。

Print Friendly, PDF & Email

執筆者

執筆者:栫井 駿介

栫井 駿介(かこい しゅんすけ)

つばめ投資顧問 代表
株式投資アドバイザー、証券アナリスト
ビジネス・ブレークスルー(株)「株式・資産形成実践講座」講師

詳細はこちら

気に入ったらシェアしてもらえると嬉しいです!

Popular Article - よく読まれている記事Popular Article

  • 【紅麹問題】それでも小林製薬の株価はなぜ暴落しないのか
    今回は小林製薬を改めて取り上げます。 前回、小林製薬を取り上げてから約3ヶ月が経ちましたが、そこからの進捗と、今何が起こっているのかを示して...
  • 本田技研工業 配当利回り4% PBR0.65倍は投資チャンスか?
    本田技研工業(以下、ホンダ)の株価が好調です。 出典:株探 月足チャート 過去20年の平均PERは約10倍ですが、24年7月9日現在のPER...
  • 配当利回り 3.4%のキリンHDに投資して良い?成長性を考える
    今回は国内大手のビールメーカー、キリンホールディングス(以下、キリン)を分析します。株価は2018年にピークをつけた後、2,000円前後でほ...
  • ヤクルトの株価下落が止まらない!その原因と今後の見通しをアナリストが解説
    今回はヤクルトについてです。 ヤクルトの株価が下落し続けていますが、その理由と今後の見通しについて解説したいと思います。 長期的に成長してい...
  • 次の出世株を探せ!中小型株編【1】
    普段私が取り上げている企業は、やはり皆さんが注目する企業ということになりますが、実際の投資は必ずしもそういった動きにはならないかもしれません...

Article List - 記事一覧Article List

カテゴリから記事を探す