【厳選3銘柄】会社四季報夏号で注目すべきデジタル・トランスフォーメーション(DX)関連!今買うも良し、下がるのを待って買うも良し【時価総額500億円以下】

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以下、文章化したものです。


今回は最近発売された会社四季報の夏号からデジタル・トランスフォーメーション、通称DXに関連する注目企業3つをご紹介します。

デジタル・トランスフォーメーションというとこれまで企業のIT化というのは、徐々に進んでくる段階だったのですが、この新型コロナの在宅勤務等を受けて急激に進んでいる状況です。

企業がデジタル化するのはそう簡単ではなくて、それに対して何らかの手助けをする企業がこれから伸びると注目されています。

そういった企業の中から業績を伸ばしていて、今後の株価上昇が期待出来る銘柄を紹介したいと思います。

会社四季報は年に4回出ますが、夏号は特に買うべきです。

何故かというと、日本の企業はほとんど3月期決算で、3月の決算まで反映されたものが夏号に載っているからです。

したがって1年の中でも最も情報がまとまっていて、しっかりと区切りよく書かれています。

直近では新型コロナによってこれまで調子の良かった企業でも、減益になっていたりして明暗分かれるものになっていますが、逆に言えばその中で強い企業も際立ってきている状況です。

私の四季報の見方というと実は1社1社細かく読んでいくのではなく、上の所にチャートがあります。

3年間のチャートなのですがこれをざっと見る事によって、3年間株価を伸ばし続けている企業を注目して見ます。

このような企業というのは株価はもちろんですが、3年も続いて伸び続けるという事はやはり業績が良いという事が多いです。

そういった企業は良い企業である可能性が非常に高いので、今買ってもいいですし、下がってから買ってもいいでしょう。

とにかく良い企業として注目に値する事が出来る訳です。

メンバーズ

その中でお示しするのがまずメンバーズという会社です。

ソーシャルメディアマーケティング会社と書いてありますが、要するに企業がホームページの作成や、SNSの運営などの事をやるのに際して貴方の会社の為に専門のチームを作って、一から十まで支援しますよという体制を取っている会社です。

特に大企業向けに注力していて、大企業というとこれまで人海戦術でやっているような会社も少なくなかった訳ですけれども、これからデジタル化やIT化が進むにつれて、こういった動きをどんどんやっていかなければならない事も考えられますから、ニーズとしては間違いなくあると思います。

もちろん競合もあるのでどれだけクオリティを確保出来るか、あるいはどれだけIT人材を確保出来るかという事が勝負の別れ目となります。

この会社に関してはユニクロとかトレンドマイクロ等の取引先があったりして、かなり実績を積んできている事は間違いありません。

業績を見ますとこの10年右肩上がりで成長していまして、新型コロナを受けて今季は商談が出来ない等の理由によって、減益予想とはなっていますが、デジタル化の流れが益々進む事になれば、長期的には更なる成長が期待出来ます。

先ほど言ったようなホームページの運営支援だけでなくて、クリエイターやホームページの運用担当者などを派遣する人材関係のサービスも行っていまして、この会社は特にそういった人材を手厚く処遇する事によって、社員の幸せをよく考えた会社でもあります。

ITという浮ついた分野でありながらやっている事は非常に堅実で真面目な会社という所に好感が持てます。

株価を見ますとこれは5年のチャートですが右肩上がりに伸びています。

時価総額がまだ176億円と小さいので逆に言えば、伸びるとしたらこれから大きく伸びる可能性があるという事になります。

ROEも20%超える非常に高い水準で一方で、PERは20倍程度と必ずしも割高ではない水準となっています。

もっとも新型コロナの時に1000円ぐらいまで下がった時に買えたら一番良かったのですが、今また一度上がって再び下落トレンドになりつつあります。

企業の広告予算などに左右される部分もあるので、目先景気が悪くなったら業績は一時的に落ちる可能性もありますが、やはりデジタル・トランスフォーメーションという流れを考えると、長期的に成長し続けられる会社なのではないかと考えます。

ソフトウェアサービス

次はソフトウェアサービスです。

こちらは医療ソフト開発会社です。

もっと簡単にいうと電子カルテのシェアが国内で2位という事になって、20%となかなか高い水準となっています。

1位が富士通で後に続くのはNECだったりするので、独立系の会社としては非常に健闘しています。

医療というと新型コロナで逆に普通の患者さんが来なくなって、病院の経営が苦しいと言われています。

経営が苦しくなるとこれまで非効率だった沢山の人を雇って、情報を扱っていたのをなるべく人を減らして経営を効率化させていかないといけなくなる事が考えられます。

これもあるべき流れではあるんですが、デジタル・トランスフォーメーションが進んでいくのではないかと考えられます。

病院の情報化によってこれまでも業績を伸ばしてきていて、上がり下がりはありますがトータルで見ればやはり右肩上がりという事になっています。

今期も増収増益予想という事で病院のニーズに応じて適切に対応していれば、今後伸びる事想定される会社です。

それに対してPERは19.4倍とこれもさほど割高でない数字となっています。

ROEも13%高い水準にあります。

もちろん株価も伸びていますが、それほど特殊な事をやっている会社ではないとはいえ電子カルテで20%のシェアを誇るという事ですから、それに紐付けて様々なニーズが発生してくるものと考えられます。

市場の拡大に従って成長が期待出来る会社という事で注目してみたいと思います。

ダブルスタンダード

最後に紹介するのがダブルスタンダードという会社です。

ビッグデータを活用した事業支援会社という事がマネックス証券に書かれています。

正直、私はこのようなビッグデータやAI、RPAといった横文字ばかりを喧伝するような会社はあまり好きではないです。

カタカナばかりが踊って実態の中身はない会社というのが珍しくなかったりします。

この会社もそうなのではないかと思いましたが、実は注目すべき点があって『WEB上の情報・画像・PDF・アナログ媒体など記載パターンを認識・クレンジング・補正によりデータ統合』と文章を読んだだけではよくわからない部分はあるのですけれども、どういう事かというと、たとえば今まで紙の書類で情報を集めていました。

それが紙である限り人間が読み解いて整理しなければいけなかったのですが、これは全部画像認識し、手書きであってもデジタルの文字に起こしてデータを集めて、それを分析して今後の営業活動に生かしていく技術を行っています。

これを見ますとニーズはものすごくあるのではないかと想定されます。

皆さんも手書きでノートを取っていてそれをデジタル化出来たら、便利だと想像出来ると思います。

取引先としてもSBIフィナンシャルサービス、大和ハウスの関連会社の大和リビングリクルートホールディングスなど大手とも取引を行っています。

実は私もここに気がついたらお世話になっていて、最近証券界隈ではSBIネオモバイル証券と言って、スマホで一株から取引出来る証券会社というのがありますが、そこで開設する時に免許証と自分の顔の写真を送るのですが、その免許証の顔と自分の顔が一致しているを画像診断技術、つまりAIによって判定します。

これで一瞬で本人確認が出来て口座開設が出来ます。

実際やってみるとわかりますがものすごく早いです。

今は口座開設という形ですけれども本人認証という事になると、これまで例えば判子を押さなきゃいけなかったところも、全てこのような技術で解決してしまう事が想定されます。

そういった事から今後の業績の拡大というのも期待出来る訳です。

最近出来た会社ではありますが高い成長率で成長しています。

年間成長率30%、40%という非常に高い数字となっています。

株価についても元々が高すぎた事もあって伸び率としては、物足りない気もするんですけれども今横ばいとなっています。

こういった時こそ成長企業であっても買い時となる可能性が十分にあります。

時価総額的には365億円と小さいながらも、だからこそ成長が期待出来るという事になりますし、PERも43倍と一般的には高い水準なので、今までのような高成長が続く、あるいはより需要が拡大してますます成長するという事になりますと、この43倍でも決して割高ではないという事が言えます。

この会社がどれだけ強みがあるのかというのは、残念ながら専門家ではない我々から十分に見て取る事が出来ませんが、将来に期待は出来る銘柄だと考えられます。


相場の話をしますと新型コロナの後金融緩和によって、株価が大きく引き上げられてITの大型銘柄についてはひたすら上昇、一方でそうではない銘柄については上がらないというような状況続き、どこに投資したらいいかわからないという事にもなっているかと思います。

そんな時にはこういった長期的に見て成長が期待出来る銘柄を探して、コツコツと今のうちに買っておくという事が、これはどんな時であっても有効な方法だと考えます。

成長企業を探すのが株式投資で一番楽しい事です。

是非皆さんも自分の気に入った銘柄、素晴らしい経営をしているなと思っている会社をこの会社四季報でも見て探してみてください。

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