「バブルの条件が揃った」―尊敬する凄腕投資家の指摘。投資の成功を呼び込むために絶対的に必要なこと

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私が自信を持っておすすめする良書

私が尊敬する個人投資家に、奥山月仁(エナフン)さんがいらっしゃいます。徹底したファンダメンタル分析により企業の成長性と株価の乖離に目をつけ、会社員でありながら投資歴30年で数億円の資産を築かれた方です。その具体的な手法や個別銘柄への投資の経緯はリアルタイムのブログで書かれていることから、嘘でないことは確かです。

その方が、最近新刊を出されました。これまでも私の認識する限り2冊出されているのですが、今回は具体的な銘柄の買い時、そしてコロナショックでどのようなことを考え、行動を取ったのかを惜しみなく書かれています。ぜひ手にとって読まれることをおすすめします。私が自信を持っておすすめできる良書です。

「バブル」の条件が揃っている

基本的にファンダメンタルズ(企業分析)重視の方ですが、長年の経験からくる相場観に関しても確かなものをお持ちです。私も前作「“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術」で「金融相場」と「業績相場」の特徴について深く学びました。

そのエナフンさんが、ブログで気になることをおっしゃっています。

ナスダックは一度は10000ドルを割らないと収まりがつかない気がします。ただ、そのまま、相場が低迷するようには思えません。
ファンダメンタルズはともかく、金あまりが続けば、バブルという形で、株価だけ上がる展開は十分予想されます。

条件が揃ってるんですね。バブルの。
1:金あまり
2:未来は見通せないが、変化することだけはわかっている
3:株がちょっとしたブーム
4:一部企業が驚きの好決算

「バブル」―エナフンさんの梨の木

「バブル」の条件が揃っている―確かに私も引っかかるものを感じていました。

「金あまり」に関してはここでも度々指摘していることですが、それだけでバブルが起きるわけではありません。2000年前後のITバブルや直近の仮想通貨バブルが示すように、金融緩和とあわせて「わけわからないけどすごそう」というものに人々は群がる傾向があります。

コロナ禍で人々は経験したことのない生活を強いられています。その中で、確かに大きく伸びる企業も現れるでしょう。ただ、最終的にどの会社が残っているかは神のみぞ知るところで、経営者自身も確信できていないと思います。

こういう時に、必ず射幸心を煽る人が現れます。「世界は変わる。金持ちになりたければ私に着いてこい」と言わんばかりに。ニュースを見ていると、振り込み詐欺でもこれと似たような事例が出てきているようです。

一部の銘柄は、本当にバブルに乗って嘘のように上昇する可能性があると思います。そこではもはや業績など関係ありません。利益が2倍なのに株価は10倍のようなことが当たり前のように許されるようになって来ます。上昇が上昇を呼び、株価を引き上げるのです。

トレーダーにとってはおあつらえ向きの局面でしょう。動きの良い銘柄さえ選べば、短期間で大きな利益をあげられる可能性があるのです。こうしてさらなるバブルが形成されていきます。

しかし、そこは桃源郷に見えて、実は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の世界でもあります。上がり続ける株はありません。上がりきった株は、どこかで必ず反転し、その後急降下を始めます。熟練のトレーダーほど、その前にいかに逃げるかということを必死に考えているのです。

バブルが起きれば、一部の人は大金持ちになれる可能性があります。これは否定するところではありません。しかし、30年前の平成バブルが残したのは、バブルの崩壊で資産を失ってしまった多くの人たちと「株には手を出すな」という「家訓」です。これが日本に投資が根付かなかった要因の一つとも考えられます。

投資の成功は幸運の賜物だが、準備をした人にしか幸運は訪れない

私は社会主義者というわけではありませんが、「少数の大金持ち」より「多数の小金持ち」が理想だと考えます。だからこそ、ここでは大きなリスクを取って大成功する方法より、大きな失敗しないで資産を築く方法を記していきたいのです。

その意味では、やるべきことはバブルになりそうな銘柄を血眼になって探すのではなく、財務状況が良くて業績の見通しの良い企業を、適正な価格で買うことに尽きるわけです。これが長期投資で失敗を防ぐための唯一確実な方法です。

もっとも、そのつもりで買ってたまたまバブルの波に乗れたとしたら、それは幸運が訪れたということで、ありがたく享受すれば良いでしょう。実際に、長期投資で大きな利益をあげた人は、よく観察すると漏れなくこの「幸運」が訪れた人なのです。

「何だ、結局運任せか」と思ってはいけません。幸運を呼び込むためには、少なくとも株を買っていなければなりませんし、それなりに良い企業をそれなりに安い価格で買わなければなりません。私たちはいつもそのための種まきをしないといけないのです。

エナフンさんのブログは気になる言葉で結ばれています。

けど、バブルが終わったら、長い長い低迷期が待ってるんですけどね。

バブルとその崩壊は必ずセットになります。そして、エナフンさん自身、リーマン・ショック後の「長い長い低迷期」に割安株を仕込んで資産を大きく増やしました。私たちが本気を出すのはそのような局面です。


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