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以下、文章化したものです。
今日はメガバンク三行について解説したいと思います。
メガバンクというと配当利回りが高い事で投資家の間では人気が高
一方では金利の長期的な低迷、あるいは今まさにリストラを行って
今日はそれぞれの会社の特色を見ながら一体どこに投資すべきなのか
「銀行」というビジネス
まず配当利回り三菱UFJが5.5%、三井住友6%、みずほが5.5%といずれも5%を超える高い配当利回りと
利益の推移を見てみますと、実は最近ニュースになりましたが、長
なぜ逆転したのかというと、三菱UFJが海外、特にアジアの
但し、時価総額を見ますと1位はやはり三菱UFJというのは揺
三菱UFJが6.2兆円、三井住友が4.4兆円、みずほが3.5
そもそも銀行のビジネスモデルはどういうものなのかという事を振
銀行というと私達が多くお金を預けて、そして預かったお金を元に
つまり私達が預金をして、今ほとんど預金金利が付かない状況です
貸し出し金利が預金金利を上回ることによって、利益が発生すると
すなわちこの預金金利というのは、正直どこもほとんど変わりませ
ですからどこに貸しているか、あるいはどこで運用しているかとい
ではそういった観点からそれぞれの銀行の特色を見ていきましょう
三菱UFJ銀行
まず三菱UFJです。
貸出金に限ってのグラフなんですが、国内がは40.8%あります
元々合併する前の三菱銀行というのが非常に海外に強い銀行として
合併してメガバンクになってからも、アメリカの銀行を買ったり、
何故こんな事をやっているのかというと、利回り差を見ればわかり
国内は既に十何年も低金利が続いています。
低金利が続くと、先程の考えに戻っていただくと、この貸し出し金
預金金利はもうゼロ以下にはなりませんから、どんどん利鞘が下が
国内では利益を産めなくなってしまいますから、より金利の高い、
国内での預貸金利回り、つまりこれは貸出金の金利から預金金利を
三菱UF
すると大きな利益をここで取る事が出来ます。
つまり三菱の特色としては、海外、あるいは大企業にも強いというそういった特色がある訳なんです。
三井住友銀行
続いて三井住友銀行です。
これは三菱UFJとは対照的で、結論から言うと中小企業とか個人
ここには出ていませんが、貸し出し金に関しては、大企業より
この役務取引という所を見ていただくと、黄色の所にSMCCと書
つまりこのクレジットカードの手数料によって稼いでいるという側
あとはSMBC日興、これはまさに証券会社ですが、証券会社が個
またこのSMBCCFというのは個人コンシューマーファイナンス
つまりサラ金、プロミスです。
青の所がプロミスという事なります。
その辺りから大きな利益を上げているというのが、この三井住友の
今回三菱UFJは新型コロナショックによる株価下落で損失を計上
それによって目先ですが利益の減少は一旦抑えられた事になります
中小企業やカード、消費者金融に強い銀行という事が出来ます。
みずほ銀行
次はみずほ銀行です。
みずほというと、第一勧業銀行、富士銀行、そして日本
しかも元々は第一勧銀と富士銀行がみずほ銀行、これが中小企業や個人向けの銀行としてやっていました。
日本興業銀行はみずほコーポレート銀行という事で大企業や、ある
そもそもこの三行という時点でかなり分裂意識が強く、頭取も入れ代わり立ち代わりでやっていたり、特にこ
自分たちは普通の都銀とは違う、大企業向けの銀行だという事でプ
『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』という本も出版されましたが、こうやって統合に統合を重ねた事によって、各社持ってい
これが未だに、ATMが使えなくなったとか、そういった事もニュー
この辺からも垣間見れるように、なかなか統合が進んでいないというのが
ビジネスに関していえば、個人、中小企業向けと、大企業向け
ちなみにこのシステム統合に関しては、永遠に出来上がらないとい
そもそも銀行に投資すべきか
このようにメガバンクといっても三行それぞれ特色がある訳で、一
目下この新型コロナショックによって、目先はまだ赤字とかそうい
企業に貸し付けを行っていて、その貸し出し先が倒産したりすると、その貸したお金が返ってこな
今、政府の指導で企業に対しても潰れないようにと、銀行も積極的
そうなった時に銀行もかなり苦しい状況に陥る事は間違いないです
ここで非常に大きなリスクを持っているのが今の銀行の状況という事になるかと思います。
貸し出しというのは、国の政策としてそうしないといけない事にな
そんな中で動きとして、どうしようかという事になった時に5月2
三菱UFJ銀行23年度までに店舗4割削減 17年度比
2020.5.20. 日本経済新聞
およそ半分近くの
店舗というのは実はコストを非常に押し上げています。
正直今や銀行の窓口に行ってやっている事、お金を下ろしたり、預
店舗に預金者を入れた所で、もはや収益源には全くならず、コス
コストを減らす事で利益を生み出そうとしています。
目下この10年、国債、金利回りを見ますとひたすら低下傾向が続いています。
マイナス金利もあります。
こうやって利益が出ない、しかも新型コロナで、ますます経営は苦
もっとも銀行は正直無駄だらけです。
店舗なんかも実際はお金を生まないのに店舗を沢山持って
だから、乾いた雑巾とは言いましたけれど、まだまだ濡れている訳
そういった濡れてる雑巾を絞っていく事によって、当面は利益を生み
一方でどうやって成長していくのかという所は見えませんから、投
今後配当を目的とした投資するからには、配当が減らないかどうか
その配当を見ますと三菱UFJに関しては、『安定的・持続的な増加を基本方針とし、配当性向は40%をめざ
SMFGに関しては特徴的で、累進的配当という事を歌ってい
”累進的”とは、少なくとも減らさずに出来る限り増やしていくという
三菱とSMFGはかなり似ています。
一方でみずほは、安定配当を重視する株主還元方針と言ってますが、具体的な方針や
この中で一番配当が安定していそうなのは三井住
少なくとも減らさないという方針を示しています。
方針なので変わるか分かりませんが、これを見る限りそうです。
三菱UFJに関しては、同じような事を言ってはいますが、”配
配当性向というのはこれは利益に対する配当の割合なので、利益が減れば配当も減るという事になります。
目下、新型コロナの影響で利益が減る可能性が高くなっているので
一方でこのみずほに関してはもはや何の具体的な物も示していない
というわけで、私のおすすめは三井住友になります。
ここは経費率が3個の中で最も低い事もありまして、ビジネスとし
最後に株価ですが、これは過去10年のチャートですけれども、10年前とちょうど同じぐらい、みずほに関してはかなりマイナ
過去10年利益もほとんど成長していなくて、またこれから
したがってここで更に成長は望めないかなと思
ただ株価としては相当割安な水準にある事は確かなので、長期投資
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