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以下、文章化したものです。
投資顧問として多くのお客さんの質問に答えているのですが、その中でよく聞く話として、PERが低いほど割 安だから買い時なのではないかという話を頂きます。
これは明確に間違いなので予め言っておきます。
それは何故かというとPERの仕組みを見てみるとよくわかります 。
今日はそのPER、あるいはPBRといった投資指標についてお話 ししたいと思います 。
これは明確に間違いなので予め言っておきます。
それは何故かというとPERの仕組みを見てみるとよくわかります
今日はそのPER、あるいはPBRといった投資指標についてお話
PERをどう考えるか
PERというとここに表示されているように、株価を1株あたり利 益で割ったもの、つまり株価、会社の価値が利益の何年分かを表し ているものです。
これが平均的には15倍程度と言われてるのですが、それより高か ったら割高、安かったら割安という見られ方をします。
15倍より割安だったら、やがては15倍に行くのではないかとい う風に考えて、バリュー投資というような形で投資します。
市場はそう簡単にはいきません。
このPERというのは目の前の利益を元にした数字でありますが、 目先のPERが例えば30倍と比較的割高な数字に見えても、これ が利益が2倍になるのでしたら、今30倍でも2倍になった時には PER15倍なので、十分割安という見方が出来ます。
このように成長性の高い銘柄ほどPERは高くなっています。
したがって良い銘柄であればあるほどPERが高い可能性が濃厚で す。
同じようにPERが低い銘柄というのは多くの人が見て、それだけ 魅力のない銘柄に映ってるという事ですから、何かしらの問題を抱 えている可能性があります。
したがってこの低いPERの銘柄にばかり投資していると、駄目な企業ばかりのポートフォリオになってしまって、資産 が増えないという事になりかねません。
では考え方を変えて高いPERの銘柄に投資すれば、それなりに良 い銘柄に投資出来るのではないかと考えられるかもしれません。
確かにそれは一理あってPERが高いという事は、高く評価される だけの理由があると考えられがちです。
しかしPERが高いというのは、つまり投資家による期待が高いと いう事なので、会社がその期待を裏切ってしまった時の落差、つま り株価下落というのが非常に大きくなります。
例えば今PERが100倍の銘柄を買ったとすると、それが投資家 が予想していた利益に届かなかった時に一気に100倍が50倍に なってしまう、つまり株価が半額になってしまう可能性があります 。
この100倍から50倍というのはこれ実は頻繁に起こりうる事で す。
具体例を挙げてみましょう。
皆さんご存知かも知れません、ペッパーフードサービスです。
これが平均的には15倍程度と言われてるのですが、それより高か
15倍より割安だったら、やがては15倍に行くのではないかとい
市場はそう簡単にはいきません。
このPERというのは目の前の利益を元にした数字でありますが、
このように成長性の高い銘柄ほどPERは高くなっています。
したがって良い銘柄であればあるほどPERが高い可能性が濃厚で
同じようにPERが低い銘柄というのは多くの人が見て、それだけ
したがってこの低いPERの銘柄にばかり投資していると、駄目な企業ばかりのポートフォリオになってしまって、資産
では考え方を変えて高いPERの銘柄に投資すれば、それなりに良
確かにそれは一理あってPERが高いという事は、高く評価される
しかしPERが高いというのは、つまり投資家による期待が高いと
例えば今PERが100倍の銘柄を買ったとすると、それが投資家
この100倍から50倍というのはこれ実は頻繁に起こりうる事で
具体例を挙げてみましょう。
皆さんご存知かも知れません、ペッパーフードサービスです。
いきなりステーキやペッパーランチ等を展開していますが、株価ピ
しかしその後いきなりステーキの業績が奮わなくなった事によって
その後ペッパーフードサービスは業績自体も振るわなくなってしま
いよいよ業績の悪化と投資家の期待の剥落という事によって、この両方で株価が下がり続けて、ついに株価は
高いPERの銘柄に投資してしまうと、このように大きな変動、下
もちろんこのペッパーフードの例は非常に極端な例ですが、PERが高くなればなるほど投資家の期待一つで上がったり下がったりが
買うタイミングを間違えたら一気に資産を失ってしまう可能性が
だからこそ高すぎるPERの銘柄を避けなければならないです。
そのためにやはりPERは重視しなければならないということ
今は割安で今後伸びる銘柄を探す
PERが低くても駄目、高くても駄目だったら、何を買えばいいの かと思われるかもしれません。
そこが企業と投資家の期待の乖離を見つけるのが我々投資家の仕事で す。
例えば現在時点で市場から期待をされていなくて、PER10倍だ ったとしても、その後業績を大きく伸ばしていくとしたら、まず業 績の伸びによってPER10倍のままでも株価はおそらく伸びてい くでしょうし、また「あれ?この銘柄、成長銘柄では?」と多くの 投資家が気づいて、そして我先にとその銘柄を買いに行く事によっ て、株価もPERも上昇して、結果業績の上昇と、PERの上昇と いうかけ算で株価が大きく上昇する事があります。
その事例として挙げるのがニトリです。
そこが企業と投資家の期待の乖離を見つけるのが我々投資家の仕事で
例えば現在時点で市場から期待をされていなくて、PER10倍だ
その事例として挙げるのがニトリです。
この2010年前後、もうニトリの成長性が止まったという風にも
しかしその後も店舗拡大を続けて、順調に業績を伸ばして尚且つP
今PER20倍ぐらいなんですが、株価としては結果利益の上昇と
このようにPERが低いのに業績の拡大が出来る銘柄を、
例えて言うならば野球のドラフトですね。
野球ドラフトで下位指名の選手だったら当然年俸なんかは低いのですが、そういった中から金の卵を見つけ出し
言うなればドラフト4位でオリックスに入団したイチローが、その
そういった銘柄を見つけなければなりません。
もちろんその為には企業を見る力というのが求めらるので、私達は
とはいえ、どこから探したらいいかわからないと思いますので、そ
PBRで探す
それがPBRを使う手法です。
PBRというのはPERに並んで聞かれる言葉で、株価が一株あた
この純資産というのは企業が持っている会計上の価値ということに
しかし私はそうは思わなくて、会社が持っている資産よりも安く評
会計上の額面の金額であっても、そんな銘柄いらないと嫌われてい
あくまで私のやり方なんですが、PBR 1倍割れているような銘柄は、魅力的な銘柄が含まれている可能性
では、何を見るのかというと寧ろこのPBRは高いほど良いです。
PBRが高いという事はつまり持ってる資産の何倍にも、評価され
一方でPBRが高くてもPERが低い銘柄というのが存在します。
ここで数式になりますが、ROEというものがあります。
このROEというのは同じ100の資産から、どれだけ利益を生み
ROEが15%だとしたら100円の資産があるとして、その年1
このROEが高ければ高いほど、長期ではその会社の利益はどんどん雪だるま式に増え続けます。
それでこの計算式なんですが実はこのROEとPBRとPERの間
そしてこれが数式を頭に浮かべていただければいいのですが、PB
つまり私たちはPERが低い銘柄の中から、PBRの高い銘柄を見
マネックス証券のスクリーニング機能
それを見つけるために、マネックス証券の銘柄スカウターのスクリーニング機能がとても優秀です。
マネックス証券に口座を開設すると無料で使えるものです。
PER低くてPBRが高い銘柄をスクリーニング、例えばPER15以下、PBR3倍以上という形にすると、銘柄郡が出てきます。
こういった銘柄群のROEを見ますと、全部20%を超えるような
このような会社は将来的に大きく株価が成長する、あるいは業績が
このPERが低くてPBRが高い銘柄というのを私はお勧
また今この新型コロナショックで、業績予想が出ておらず、PERが表示されていないというケースが目立ちます。
こんな時にどうしたらいいのかという事でワンポイントアドバイス
そして簡単に表示されているPERではなくて、あくまで業績の数
過去十数年書かれていますが、NTTのケースで説明します。
EPSだいたい200円くらいというのがここ最近の平均的な数値
この200円に対して、現在の株価2468円です。
2,400円÷200円という事になるとPERとしてだいたい1 2倍という事になります。
これで簡単に企業のPERというのを計算出来るので、是非PER が分からなくて困っているという方は利用してみてください。
これで簡単に企業のPERというのを計算出来るので、是非PER
企業分析の入口としての数字
結局のところ一番大切なのは指標に惑わされずに企業の本質を見抜 くという事になります。
その手がかりとして数字というのはとても役に立ちます。
その数字が意味するところを知って、そこから企業の分析に 入っていくというのが投資家に求められる動きになります。
その手がかりとして数字というのはとても役に立ちます。
その数字が意味するところを知って、そこから企業の分析に
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