【投資家は絶対見ろ】私が長期投資にこだわる理由。バフェットも重視する絶対に守るべきルールとは?鉄則を忘れなければあなたも安心して資産を築ける【株式投資の基礎5】

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以下、文章化したものです。


今日の内容は長期投資家必見の内容です。

なぜ私が長期投資にこだわるのか、長期投資をするからにはそれなりの理由があって長期投資をしています。

それをデータを持ってお示ししたいと思います。

またその中でやるべき事、あるいはやってはいけない事、更にはあのウォーレン・バフェットが投資において、一番大切にしているルールという所までご説明したいと思います。

「配当の再投資」という力

まずはこのグラフ30年間のリターンという事になります。



青がダウ平均、赤がS&P500というものになります。

30年間で右肩上がりに伸びていまして、ダウ平均で30年で9.1倍、またS&P500では8.7倍という成果上げていますが、一方でこの株より大きく上回っているのがこの黒です。

この黒はトータルリターンインデックスと言って、与えられる配当、つまり受け取った配当を同じ資産にすぐさま投資をするというものです。

これはS&P500ベースのものですが、トータルリターンインデックスと言いまして、これがこのグラフで大きく上回っていることが分かるように16.6倍という驚異的な数字です。

見て分かる通り、おおよそ長期的なリターンの半分以上はこの配当の再投資によって得られています。

これはどういう事かというと、この配当の再投資というのが実は長期になればなるほど効果を及ぼします。

確かに短い期間では、配当利回りというと数パーセントの違いにしかなりません。

そんなに大した差ではないですが、複利の考え方で、何度も何度もこの配当を投資して、その配当自体もまたこれ複利効果によって増えます。

雪だるまを転がすように二重三重に増えていきます。

小さな物が積み重なっていく中に時間が経てばどんどん資産を押し上げる効果があります。

すなわち長期投資のリターンの源泉は配当という事になります。

このグラフ、黄色が金、銀色が銀という事ですが、実はあまり伸びてないです。

その伸びてない理由というのが”配当が得られない”というのも非常に大きいです。

金を持っているだけでは配当はもらえませんので、この黒のトータルリターンと比べると歴然とした差になっています。

それ程長期投資においてはこの配当の再投資というのが重要になってくる訳です。

どのくらいの期間で投資をしたいのか

今、長期投資において配当が最も重要な利益の源泉となると述べました。

このように株式投資においては考えている期間によって得られるリターンの源泉が違ってきます。

期間というのは株式をどれだけの期間保有するか、あるいはどれだけの時間で成果をあげたいかという事なんですが、見るべき源泉というものが異なります。

例えば短期、つまりこの1日2日あるいは数ヶ月といった短いスパンで利益を得ようとする人は株式需給、つまり誰が買って誰が売ってというのを常に想像して、そして先回りしながら株価の動きを追っていくという事なります。

そこでは企業の成長とか、まして配当なんていうのはほとんど関係がないです。

次に相場の波

これは中期で数ヶ月から数年のスパンという事なりますが、今ある上昇基調や、下落基調だとかそういった流れの中でその流れを読んで投資する、スイングトレードとも言われたりもします。

次は景気の波

これは数年〜10年といったスパンになります。

景気が良かったり悪かったりして、株価が数年単位で波打っていく、例えば具体的に言うとリーマンショックで景気がものすごく悪くなって株価が下がりましたが、アベノミクスによって株価上昇をしてきた、そういった波が中期から長期にかけてあります。

もっと長くなってくると実はこの相場の波とか景気の波とかを乗り越えて、それとはほとんど関係がないぐらい影響してくるのが企業の成長ということになります。

景気の波と関係なく利益が10倍になるような企業は株価もおよそ10倍になるという、これがまっとうな長期的なリターンの源泉という事になります。

更には今説明したように配当を再投資する事によって、この複利効果によって時間が経てば経つほど資産が増えていくという効果が得られます。

これが最も長期の視点の投資という事になります。



特にこの中で私が意識しているのは景気の波以降の長期です。

景気出来るだけ悪い時に買って、そして成長する企業、更には配当を再投資する事によって、資産を増やそうとするのが長期投資の鉄則という事になります。

長期投資の確実性

そして何故私が長期投資をするかという事なんですが、その答えとしては確実性というものが挙げられます。

例えば今株を買ったとして、今年1年の成績はどうなるかという事を考えると、ものすごく儲かるタイミングというのもあれば、一方では損をしてしまうタイミングはどうしてもあります。

例えばリーマンショックにぶち当たってしまったら、その1年で大きな損をしてしまう可能性もあります。

極端な話ですが個別株なんかでいうと、プラスだったら二倍三倍という事もあり得るかもしれません。

一方ではマイナスの時には半分、3分の1、10 分の1という事も全然あり得る訳です。

リターンは短い期間ではばらついています。

それが持ち続ける、あるいは2年3年と経っていくに従って、どんどんその儲けてた人は儲からなくなって、また儲けてといった事を繰り返します。

まだ儲けてない人も、翌年には儲けられるような事が繰り返されます。

それが積み重なって、いわゆる台数の法則によって同じ所ぐらいに収斂していくものなんです。

これが大体7%から10%程度とを言われるものです。

つまり投資を長く続ければ続ける程こういったより確実な、しかもプラスのリターンに収束していく事になります。

だからこそやればやるほど確実性が上がるというのがその長期投資の特徴です。

私はギャンブルをしたい訳ではありませんので、より確実に資産を増やしていきたいという想いがあります。

だからこそで長い期間でリターンを上げます。

この10%というのはこれ1年当たり平均で10%なので、年率10%を7年続ければ資産は倍になります。

それを繰り返す事で人生のスパンで資産を増やしていこうという風に考えるわけです

一方では短期の取引というのはこの1年目の前の上で売ったり、買ったりを繰り返すという事ですから、確かにものすごく儲ける事もありますが、一方でものすごく損をする事もあります。

結局全然落ち着きません。

資産が100万あった、それが一気に200万に増えたとしても、それが今度は失敗して、また100万あるいは50万になってしまうかもしれません。

そんな投資はしたくないというのが私の考え方になります。

「当たり前」の実践

すなわち長期投資において必要なのは、「当たり前の事をやる」という事です。

長期での投資をしっかりとおかしな事をせずに続けていれば、年平均で7%から10%程度というところに落ち着いてきます。

もちろん上手い下手はありますが、大体これぐらいに落ち着いてきます。

したがって当たり前の事を当たり前にやれば、これぐらいになってくる訳です。

つまりこの当たり前の事というのは、まず元手を作る事です。

長期投資は売らない限り新たな資金が入ってくることはありません。

そこで必要となるのが元手という事になります。

元手を作ってどんどん株式に投入していく事によって、雪だるまの核を作らなければなりません。

長期の利益の源泉となる配当という話をしたので、資産を増やす段階においてはこの配当を出来る限り再投資して、雪だるまの外側のところにしていかないといけません。

じゃあどんな会社を買えば良いのかというのが、この次になります

利益が増え続ける良い会社を買いましょうという事。

それから株価が上がりすぎた銘柄を買わないという事。

そして相場の波だったり、景気の波だったりが落ちてきた時に買うという事が大切になります。

この利益が増え続ける株というものは、ニトリがその典型的な例として挙げさせていただきますが、ずっと横ばいだったところをここ5年ぐらいで非常に大きく伸びた銘柄です。



株価自体はこの10年でおよそ5倍くらいになっていますが、利益見ますと営業利益ベースで見て、この10年でおよそ5倍になっています。

つまり利益が増える企業だったら、しっかり株価も伸びるという事が長期で見れば明らかに言えますし、また当然配当も出ていますので配当込みのリターンという事では、時間が経つにしたがってこのチャートよりも上の所来ているはずです。

利益が増えるという事は配当も増えるという事ですから、株価の増加と配当の増加、そして配当の複利効果この三重の効果よって、資産が増えていくという事になります。

利益が増え続ける会社を買うという事が絶対条件となって、逆に利益が減ってしまうダメになってしまうような企業には決して手を出してはいけませんし、安定はしているけれども利益が増えない会社というのも同じようになってくる訳です。

その源泉となるのはビジネスです。

利益を生み出すのは結局ビジネスですから、そのビジネスに優位性があるのか、バフェットの言葉を借りると『経済の堀』です。

その企業が他の会社にマネされたり、あるいは外部環境の変化によって、一気に崩れ去ってしまわないという事が大前提となってきます。

その事を具体的に示しているのがこの『株式投資の未来』という本です



ここに書いてありますが、永続する会社が本当の利益をもたらす書かれています。

これこそが株式投資の長期投資における絶対条件です。

つまりずっと続く、なるべく利益が増え続ける会社を買いましょうという事が書かれています。

この本に書かれているもう一つ大事な事としては、割高すぎる銘柄を買わないという事です。

割高すぎる銘柄というのはPERで例えば10倍とか100倍とかそういったものを言うんですが、確かに良い会社である事もありますが、そういう銘柄はおよそ実際の利益に対して、期待ばかりが先行して株価が異常に高くなってしまい、ある種バブル的な数値を出す事があります。

そうなった銘柄というのはもはや利益とは関係なく、取引されてぐんぐん上がってしまいます。

確かに短期で見れば上がっているので、その期間で良いという人もいますが、逆にこれ持ち続けた場合というのは、一気に下がってしまう可能性があります。



具体的に示しますとこの価値、つまり企業の利益というのは増えてたとしても若い企業だったら大きく増えるという事ありますが、おおよそこうやってじっくりとじんわりと増えていくというのが普通です。

これに対して株価はこのように急に動く事があります。

利益が伸びてきていいなと思った瞬間に、多くの人が飛びつきます

するとこの価値とは大きく上回るほどを上昇して買いが買いを呼んで、株価がさらに上がるという事になります。

しかしここまで来るともはや企業の利益が伸びる可能性があるかどうかは関係なく、異常に高すぎるという事は多くの人が認識していますのでどこで逃げるかというゲームになります。

ここで逃げ遅れると一気に資産を失ってしまうという事になります

それは企業が利益を上げて増やしていたとしても、この株価に無理があったらそのような事が起こりますし、企業の成長が止まってしまったという事になると、このを下落幅というのはもっと急なものになってしまいます。

だからこそ割高すぎる銘柄を買わないというのは鉄則になります。

私が推奨しているバリュー株投資というので割高な銘柄に手を出さないとしているのは、これが原因です。

決して割高だからまだ伸びないと言っている訳ではなくて、むしろ短期的には大きく儲かる可能性もありますが、一方では短期的に大きくお金失ってしまう可能性もあります。

その失ってしまうリスクを避けたいが為にバリエーションが安い株を買うという事を徹底しています。

それも今の説明した『株式投資の未来』にも書かれている内容です。

あとは波が落ちてきた時に買うという事です。



これはダウ平均の推移を示したものですが、長期で見れば右肩上がりですが、この時々を見ればマイナスになっている時もあります。

例えば1987年のブラックマンデーと呼ばれるところで下がった時もありました。

またこの2000年頃のITバブルの崩壊という事もありますし、また2008年リーマンショック、更には最近のコロナショックによって大きく下げた局面がありました。

右肩上がりで上がっていくとなかなか買いにくい、あるいは高い所で買ってしまうという事になってしまいがちですが、待っていれば必ず落ちるタイミングがあります。

こうやって見るとこのように落ちるタイミングというのがありました。

例えば逆に言うとこのITバブルとか変に高い時に買ってしまうと、そこから同じだけの株価を取り戻すまでにかなり時間がかかってしまいます。

また元手もそこで使ってしまう事になると、せっかく下がった時に買えない事になります。

だからこそこの波が落ちてきた時に買うという事で、より有利な取引ができます。

基本右肩上がりという事が前提であれば、なるべく落ちたときに買う。

良い企業をなるべく割高じゃない株価で買うという事で景気の波を利用しつつ、最終的には企業の成長や、配当の再投資の効果で長期のリターンを獲得するというのが私たちの目標になります。

これによって最終的に7%から10%の市場平均を上回るリターンを上げられたら投資としては、非常に上出来という事になりますから、今年1年で2倍3倍に増やす必要なんて全くありません。

それは私たちの最終的な目標が目の前の利益を上げる事はではなくて、長期的に資産を増やし続けるという事にあります。

資産を増やし続ける事ができれば、気持ち的にもこれだけの資産があるから大丈夫だという風に余裕を持って生活する事が出来るはずです。

そういった投資を私はお勧めしたいという風に考えています。

失ってはいけない

そしてこの長期投資で最も大切な事があります。

それは失うような事はしないという事です。

つまり今みたいな流行りの銘柄に飛びつくという事をする割高すぎて資産を失ってしまいかねませんし、ビットコインなどの得体の知れない物によくわからないまま投資をしてしまうと、急激な下落に耐えられなかったりします。

更には一点集中買いで、この銘柄が絶対大丈夫だと思っていても、結局その予想が当たるかどうかというのはわかりませんから、失敗した時のダメージが大きくなります。

従って出来るだけ分散して、一点で負けてしまうリスクを防がなければなりません。

これ売りの場合も同様で売りはもっと厳しくて、買いは家まで売り命までというぐらい損失のダメージというの非常に大きくなります。

売りというのは株価が上がれば上がるほど損失を被ってしまうという事なります。

買いだったら最悪0までしかなりませんが、売りの損失は青天井なので、だからこそそのようなことはすべきではないと言っています

また信用取引。これも同じように取引する人は大体1つ2つの集中銘柄で失敗してしまうという事がほとんどです。

利益が上がる時は確かに何倍にもなりますが、損失も何倍にもなるのでその間に資産を失ってしまうという事になると、資産を失うので複利効果を発揮できなくなってしまいます。

また資産の積み上げがリセットされます。

なのでお勧めしていないという事になります。

ダブルインバースなんかも下がったら下がるほど利益が上がる投資信託なんですが、こういったものでも信用取引と同じように青天井になってしまうという事でお勧めしません

同じ事を言っているのがウォーレン・バフェットです。

バフェットのルールとして非常に大切なものがありまして、

ルール①決して金を失うな。

そして、

ルール②決して①を忘れるな。

つまり、「金を失うな」という事を徹底しろという事です。

長期投資においては途中で資産を一気に減らしてしまうという事は立ち直りが出来ないので、絶対に避けなければなりません。

目の前の利益を逃したとしてもでそれはそれで資産を守る上では仕方のない事で、とにかく資産を失うような、大きく減らしてしまうような事はするなという事になります。

どれだけ儲けても×0してしまったら資産はゼロになってしまいます。

逆に言えばこの長期で7%から10%という事を考えると、失いさえしなければ長期投資は利益を生むんだという信念を持って投資を続けるという事が必要になってきます。



このように長期投資では配当の再投資というのが非常に大切になってきまして、その配当の再投資の効果を得る為には、良い企業に投資しなければならないという事になります。

そしてマネーゲームのように一瞬でお金を失ってしまうものには決して参加してはいけないという事です。

これらの鉄則を守る事によって、長期で資産を増やし続ける事が出来て、あなたの人生を安らかなものになると確信いたします。

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