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以下、文章化したものです。
今回は長期投資で買ってはいけない銘柄の条件を5つ紹介します。
なぜ「買ってはいけない」なのかというと、銘柄によって良し悪しがあり、「この銘柄を買うべき」、「この
一方でこの銘柄を買ってはいけないというのは明確です。
長期投資の個別銘柄への投資という事になると、買える銘柄数とい
今回はそういった観点から買ってはいけない銘柄の条件をお届けし
まず長期投資にふさわしい銘柄の条件といいますと安心して持ち続
安心して持ち続けられる為には、事業が安定的に成長していること、経営者にちゃんと成長する意思があるということ、銘柄を自分自身が理解出来るということになります。
逆に言えばこれらの状況に合致しない銘柄というのは買うべきリス
継続企業の前提に関する疑義が付いている企業
『継続企業の前提に関する注記』というのが決算短信に書かれてい
これは監査法人が書かなければならないものです。
どういうことかというと、「この企業は生き残っていけないかもしれ
ここに挙げている銘柄でも皆さんご存知の銘柄もあると思います。
例えば小僧寿し、大塚家具ジャパンディスプレイ、ペッパーフード
もちろんこの中でも復活してまた株価が上がるような企業もありま
もしこの中から上がる企業が出るとしても、一方では倒産してしま
わざわざそんな銘柄を特に初心者の方が買う理由はありません。
従ってここに書いてある企業というのはまず避けるようにしてくだ
営業キャッシュフローがマイナス
キャッシュフローというのはお金の流れを示すもので、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローという3つからなります。
営業キャッシュフローというのが事業でのお金の流れ。
投資キャッシュフローというのが投資に関するお金で、投資したお金が出ていくことになるので基本的にマイナスになります。
そして財務キャッシュフローというのが、お金を借りたり、配当
投資キャッシュフローは基本的にマイナスになる
皆さん想像してみてください。
家計がマイナスであると考えると、銀行の預金残高がどんどん減っ
そんな状態で安心して生活する事はできません。
もちろんそれは
企業が倒産する時というのは決して赤字になった時ではなくて、金
従ってこの営業キャッシュフローがマイナスというのは、その倒産
具体的に見てみましょう。
これはマネックス証券の銘柄スカウターから抜粋した、大塚家具のキャッ
赤の棒グラフで示されたものが営業キャッシュフローです。
営業キャッシュフローが2016年からずっとマイナスになっています。
こんな企業はいよいよ危ないという事になります。
親子間の争いが問題になっていますが、そもそも、仕入れはしても全く売れずお金が出ていくばっかり
これはつまり土地や持っている資産を売って、なんとかお金が
また、財務キャッシュフローは外部から資金を調達したことを意味
これは直近にありましたヤマダ電機から出資を受けたことによって財務
つまり、営業キャッシュフローがマイナスであることは、お金を調達し
ちなみに気をつけてほしいのは、普通の事業会社だったら危ないとい
例えば、成長している銀行は当然お金をどん
金融だけは別に考えてください。
営業利益率が低い
営業利益率が低いのには大きく3つの理由があると思っています。
【競争力がない】
コモディティ型企業とも言われますが、誰でもマネ出来る簡単な商
従ってどんどん安値にしないと物が売れません。
安値にするということはそれだけ利幅が減るということなので、その
そういった企業は成長するのは難しく、将来的な財務不安がつきまといます。
【構造不況業種】
海運や鉄鋼などがこれにあたりますが、そもそも業界として衰退
こういった企業は合併などによってなんとか生き残りを図ろう
【慢性的なコスト高企業】
古くからの大企業などがそうなのですが、窓際で何もしていないおじさんが働いていたりして、無駄なコスト、
それでも何とか続いている企業でもやがては、競争に巻き込まれて
もちろんそういった人をリストラする事によって、復活する事もあ
具体例を挙げるとすると、川崎汽船です。
赤が営業利益率で、点線がゼロということになりますが、営業利益が
点線を跨いで黒字になったり、赤字になったりしています。
こういった衰退するよう構造不況に陥っているよう
借金・のれんが異常に大きい
企業を買収する際に、純資産より高く
企業買収というのは事業を成長する為には必要ですが、一方で
一方でM&Aの成功確率は3割と言われるほど難しいものです。
これが失敗した時には貸借対照表にのれんとして計上してされていたものが一気に損失となり、急に財務危機に陥るような場合もあり
ましてこの買収を借金を使ってやっていたとしたら、いよいよ借金ができなくなり、資金がショートしてしまう可能性があります。
その代表的な例がタケダです。
タケダはシャイアーというイギリスの製薬会社を8兆円もの金額を
したがって、のれん・無形資産が8.2兆円あり
それに対して有利子負債が5.1兆円です。
これだけ大きい買収額に対して、昨年度の純利益はわずか400億円しか出していません。
更には資本が4.7兆円しかありません。
なかなかあり得ないとは思いますが、のれんが全額損失として処理
もちろん成功する可能性もあるので、一概にダメとも言えないので
マイナス成長が継続
直感的にわかりやすいのですが、長期的に利益や売上が減り
利益が減る企業というのはどんなに知名度がある企業であっても、
こういった企業を避けることが大切です。
これは売上の推移を見る事でわかります。
マネックス証券の銘柄スカウター使えば、10年以
これは東芝の業績の推移ですが、売上がどんどん右肩下がりになっていって、
それでもなかなか立ち直れてない状況です。
こういった企業を敢えて私達が投資する理由はありません。
上記のような銘柄を避けることで大きく資産を減らしてしまう可能性を
それを除いた上で私たちが投資すべき安心して持ち続けら
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