【脱・投資初心者】買い時・損切り・利食いの正解は?利益を出しやすくする方法を投資顧問が徹底的に解説。バフェットのポートフォリオを見れば一目瞭然!

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以下、文章化したものです。


投資をしていて、何故自分の投資はこんなに上手くいかないのだろう、買った株が上がらない、むしろ下がり続けるなんて思ったことはないでしょうか。

それには初心者が犯してしまいがちな明確なミスがあります。

そのミスが生じるのが、『買い時』『損切り』『利食い』のタイミングです。

この動画を見ればあなたも投資初心者を脱却して、上級者への道のりを歩む事が出来るはずです。

買い時のミス

まず一番ありがちなパターンとしては買い時を間違えるというものです。

株式投資を始めると何となく良さそうだなとか話題になっている銘柄に手を出して、実は買ったところが天井となって全然上がらないという事がよくあります。

具体的に言うと、上がりきってから買ってしまったり、買ったところが天井でそこから下がるばかりだとか、その後は急落を経て塩漬けになるしかないというような事になってしまいます。

買いのタイミングというのは、一概にこのタイミングが良いという事はなくて、短期投資と長期投資ではエントリーのタイミングが全く異なります。

しかし一方で、初心者は長期投資にしろ短期投資にしろ、エントリーのタイミングがおよそ同じような間違いを犯してしまっています。

具体的にチャートを使って説明しますと、初心者が買いに入りやすいタイミングというのはこのグレーで丸をしたところが多いです。

すなわち株価が上昇してきてかなり出来高を伴って盛り上がった時、話題にもなりやすく上手く上がっているのでその上昇に付いていきたいと思って、ついつい手を出してしまいがちです。

しかしその時はおおよそ天井になってそこからまったく上がらなかったり、場合によっては大きく下がったりというような事も珍しくありません。

これはソフトバンクグループのチャートを使っていますけれども、直近でもこの上がったタイミングで投資家が盛り上がりましたが、その後は下落傾向になっています。

短期のトレーダーはどうするのかというと、上がる兆候を見極めてその前に買うのです。

すなわちこの黄色で丸を囲ったような部分なんですが、それまであまり冴えなかったものが上昇に転じるといった局面になって、スピードが勝負なので誰よりも早く投資しようと考えます。

いよいよ盛り上がってきて多くの初心者の投資家が、買い始める時というのは短期投資家にとっての売り時である訳です。

つまり初心者はこの短期のトレーダーが利益確定をする場を与えてしまっているという事になります。

ここでまず改めて考えてみなければなりません。

あなたはこの黄色側にいるのか、それともこのグレー側にいるのかという事です。

何も考えないで場の雰囲気だけで投資を行っていたら、おそらくこのグレーの方になってしまっているのではないかと思います。

実は私の場合は長期の投資家なので、黄色の局面で投資するというのもあまり得意ではありません。

むしろ赤で囲ったような下がったタイミングで投資する事が多いです。

なぜそうするのかという事をこれから説明します。

私は、”株価は時間業績の成長と共に時間をかけて上がっていくものだ”という仮説に基づく投資、『バリュー株投資』を行っています。

短期の動きというのは、短期のトレーダーだったらある程度読めるかもしれませんが、これを読むというのはそのような短期トレーダーでも決して確率の高い物ではなかったりします。

これがなかなかわからないという事を考えると、長い目で見たら伸びるのだから買うタイミングは1円でも安く買った方がいいのではないか、その中で良い銘柄を厳選して、そして安くなった時に買うという事を考えて、このエントリーのタイミングを選んでいます。

仮にソフトバンクグループがどうしても買いたい銘柄だと思ったら、その瞬間買うのではなくて株価が下がるのを待って、1円でも安いタイミングで買うという事を心がけて買う、そうすればそれ以上の下落というのは限定的になるので含み損を避ける事も出来ます。

また上がった時には当然大きなリターンを得る事が出来る訳です。

このように実は株を買う前に勝負は決まっていて、あなたが何を考えて投資ををするかという事でこの買いのタイミングを事前に決めたのなら、あとは機械的に行動に起こすまでという事です。

あなたはどういったやり方で利益を出そうとしているのか、それをもう一度立ち返って考えてみてください。

損切りできない

次に犯しがちな間違いが、損切りできないという事です。

私も投資顧問サービスという事で一般の個人投資家の方から質問を受けるのですが、その多くが昔買った銘柄が損が出ているのだけれども、なかなか売れずに塩漬けになってしまうという相談がもっとも多いです。

結論から言いますと塩漬けになっている銘柄は何も生みません

出来る事なら少しでも早く売った方がいいと思っていますし、私自身もお客様にはそうご説明しています。

何故かというと、塩漬けになっている銘柄は、少なくとも買いのタイミングがかなり悪かったという事が出来ますし、また良い銘柄なら時間をかけたら上がるかもしれませんが、他のメーカーに比べてこれがもっとも良いといえるのかというところを突き詰めてない場合というのがほとんどです。

つまりタイミングと銘柄選びの両方に関して、決して望ましくないものを持ち続けてもそこから更に伸びる可能性は低いと言わざる得ません。

状況としては良いと思っていたのに伸びないし、売るのは精神的にきつい、いよいよ放置して口座も見なくなるという事になると、もう実質的には株式投資を辞めてしまったという事に等しいです。

個人投資家でなかなか投資が上手くいかない最大の理由は投資を辞めてしまう事だと思います。

辞めないために、何よりの処方箋としてはまず「塩漬けは悪、損切りは善」であると考えてください。

とにかくよくわからないままに塩漬けになっている銘柄があったら今すぐ売るようにしてください。

そうしたらこの失敗を乗り越えて初めて次に進む事が出来ます。

損切りをする事によって、タイミングや銘柄の間違いに気づく事が出来ますし、仮に損を出したとしても売った分、ある程度の資金は残ります。

その残った資金でより良い銘柄をより良いタイミングで買おうという事を、自分で考えるようになって初めて投資家として成長する事が出来ます。

これをやらない以上投資家としての成長はありませんし、資金が増えるという事もなかなか難しいです。

一番いけないのは同じ銘柄の損益にばかりこだわってしまう事です。

どうしてもこの銘柄だとマイナス10%で10万円の損失が出てしまうから、どうしても売りたくない、損失が大きくなりすぎると思ってしまいますが、その銘柄をそのまま持っていて果たしてその損失を取り返せるのかという事です。

決して良い銘柄を選んでないとしたら別の銘柄に乗り換えて、利益を出したらそれで十分ではないか、むしろそれのほうが絶対良い訳です。

また、税金的な事を考えても他の銘柄で例えば配当が出ているとしたら、ここで損失を確定する事によってその配当に対する税金をチャラにする事が出来るので、そちらの意味で考えても損切りは善です。

これをぜひ頭に入れて投資に進めてみてください。

利食いが早い

3つめの問題としては早く利食いすぎという問題があります。

特に長期投資に関して言える事ですが、銘柄を売ったら売ったで、その銘柄こそよく上がるという側面があります。

何故かというと、株価というのは、特に長期投資の場合は、業績に従って上がっているうちは緩やかな上昇しか描かないと思っていてください。

しかし、あるポイントに達すると、この銘柄伸びていると多くの投資家が気づき、それこそ短期の投資家がどんどんやってきてその時に大きく伸びる訳です。

一方でそういうタイミングこそみんなが売りたくなるタイミングでもありますから、売った銘柄ほどよく上がるという事になる訳です。

また、これは最悪の行為として覚えてほしいのですが、「損切りと利益確定を相殺してしまおう」と考える事です。

先ほど損切りで10万円の損が出ると言いましたが、これに対して利益が10万円出ている物をぶつけて相殺してしまおう、そしたら税金もチャラじゃないかと思うかもしれませんが、これは絶対にやめてください

先程言ったように利益が出てる物を売るというのは、これから更に大きく伸びるかもしれない、少なくとも良いタイミング、良い銘柄を買ったのにそれを売るという事は将来の利益を失ってしまっているという事になります。

更に最悪なのが利益が出ている銘柄を売って、損失が出ている銘柄を買ってしまうという行動をよくしてしまいがちです。

損失が出ている方をナンピンして、より今後利益を出せばいいのではないかと思うかもしませんが、ダメな銘柄はダメですし、良い銘柄は良いという事になります。

個人投資家に人気のあるピーター・リンチという投資家がいるのですが、その人がその行為を『花を抜き雑草に水をやる行為』だと言って警告を鳴らしています。

伸びている銘柄というのはまさに花です。

良い銘柄だし買うタイミングも良かったという事になります。

それは出来る限り伸ばしましょう。

逆に塩漬けになってるような雑草はいち早く抜いてしまう事が投資家に必要な行動です。

早過ぎる利食いにならない為にはどうするのか。

処方箋としては、良い銘柄良いタイミングで買ったもの程、上がる時には頭では理解出来ない程短期投資家の押し上げによって、上がる事があるのでその時を待ちましょう

ものすごく割高になるほど上がったら初めて売る事を考えてください。

逆に言えば長期投資ではそれぐらいになっても持ち続けられるような良い銘柄を買いましょうという事です。

選択と集中

出来る投資家のポートフォリオを見ると、特定の銘柄で大きな利益を上げているというのがほとんどです。

パフォーマンスを左右するのは調子の良い少数の銘柄であるという事、逆にそれ以外の銘柄はバンバン切って、より可能性のある良い銘柄に集中すべきなのです。

バフェットのポートフォリオを見ればその理由は一目瞭然です。

これは2019年12月時点のバフェットの会社のバークシャーのポートフォリオですが、色々な銘柄に投資しているように思えるのですが実はその中で利益を出しているのはAppleとかコカコーラ、バンカメ、アメックス、ウィルスファーゴといった5銘柄ぐらいに集中しています。

バフェットはこれらを利益確定せずに持ち続けたからこそこれだけの利益を上げているのです。

もう一点注目すべきは、少なくてもこの2019年12月月時点では、個別で上がっている銘柄については一つの含み損が出ていないという事です。

バフェットも全く売らないという訳ではありません。

ダメな銘柄、例えば最近だとIBM、12月より後になってしまいますが、デルタ航空などの航空会社は損切りになりましたが売ってしまいました。

利益があまり出ていないような銘柄こそバンバン売ってしまって、この利益が出ている銘柄に集中させる、それこそがポートフォリオ大きく成長させるコツです。

しかしこれを妨げるのが人間の気持ちです。

経済学あるいは心理学の用語にプロスペクト理論っていうものがあります。

これは人は利益よりも損失の痛みを2倍感じるという事です。

つまり損切りによって損失を確定させてしまう、10万円確定させてしまうという事は利益を10万円出す事よりも痛みを伴います。

その心理状態が先ほど言ったような損失と利益を相殺させしまうという気持ちを働かせたりします。

逆に言えば仮に5万円の利益だったとしても、さっさと利益を確定して幸福感を得たいという気持ちが先立ってしまって、なかなか持ち続ける事が出来ないというのが初心者にありがちな失敗です。

我々はこの人間の本能的な気持ちに逆らってこそ大きなパフォーマンスをあげられるという事を肝に命じておいてください。


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1 個のコメント

  • レポートをいつも拝聴しています。解り易く、いろいろな視点で説明いただき大変に勉強になっています。最近頂くレポートの中でチャートや図画がピント外れの様にボケて見えます。これは著作権等の影響があるのでしょうか?
    可能でしたら見えやすくしていただきたいと思います。
    よろしくお願いいたします。

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