今回はイーロンマスク氏がTwitterを買収した件についての記事です。
ニュースなどではいろいろなことが言われていますが、実際にイーロンマスク氏がどのような狙い・目的を持って、買収したのか語られているところはそう多くないと思います。
一方で、イーロンマスク氏自身がツイッター上でこういう狙いがあると発信しています。
メディアとしては、何故そういった情報をちゃんと出さずに、憶測ばかり報じるのか?という疑問があります。
そもそもそういった状況をイーロンマスク氏は嫌って、ツイッターを公式発表的な場にしようとしているのではないかということが見えてくるのです。
今回はイーロンマスク氏によるツイッター社買収が今後どのような動きになるのか?
そして投資家としては、どう見極めていけばいいのか?ということについてお話したいと思います
まず時系列で整理したいと思います。
4月にイーロンマスク氏は、Twitterの買収提案を行いました。
一旦は買収が承認されたのですが、その後出てくる情報が正確でないということで買収を撤回していたのです。
一方で、ツイッターの経営陣としては「約束が違うじゃないか」ということで、マスク氏を提訴したりなどいろいろやっていたのですが、最終的にイーロンマスク氏がおよそ6兆円を払って、ツイッターを買収することを決定しました。
このように1回出したことを引き下げるような、世間を騒がせる動きをしがちなイーロン・マスク氏。
しかし一方ではこの人の動きを追っていると、自分の意見をしっかりと発信している部分があります。
目次
イーロンマスク氏のメッセージ
それがまさに今回のツイートにあるわけです。
ここにあります通り、Dear Twitter Advertisers。
Twitterの広告主の皆様へということで、長文の手紙をスクリーンショットで発信しているのです。
そもそもマスク氏は、これをスクリーンショットにせずに、普通に文章で書けるようにしたいというところはあって、そういった計画も出しているのです。
それはさておき、ここに長文の話を出しています。
マスク氏の狙いとしては、これが全てではないかもしれません。
しかしその一端がここに書かれているということは間違いないと思います。
その内容に何が書かれているのでしょうか?
これはあくまでGoogle翻訳後、私が意訳を加えたものなので、正確に確認されたい方は原本を見ていただければと思います。
その原本については、スライドの出典のところに書いています。
このリンクを踏んでいただければ、このツイートに飛ぶことができます。
このスライドもメールマガジンに登録いただくことで、ダウンロードできます。
気になる方は、ぜひ今のうちにダウンロードするようにしてください。
話戻して、内容がどのようなものだったのかというと、
私がTwitterを買収取得した理由は、幅広い信念が健全に議論できる、「電子井戸端会議場」(これは私が訳したものです、もとはデジタルタウンスクエアと書かれていました)
こういった場を持つことが、文明の未来として重要だからです。
現在ソーシャルメディアが、右翼と左翼の分裂を煽り、多くの憎悪を生み出し、私達の社会を分断する大きな危険があります。
従来のメディアの多くは、お金儲けのために2極化に拍車をかけてきましたが、そうすることで、対話の機会が失われます。
それが理由でツイッターを買いました。
お金儲けのためではなく、愛する人類を助けるためです。
と言っているのです。
実際にソーシャルメディア、特にFacebook・YouTubeもそうかもしれないですが、極端な話が取り上げられやすいという側面が残念ながらあるわけです。
片や反政府(政府に反対する)あるいは反ワクチンとか、そういったものにかなり偏った考え方を発信する。
一方では、そういった人たちを馬鹿にするなどの動きも起きます。
アメリカで言えば、それがトランプ派・反トランプ派といったことにもなるのでしょう。
それがソーシャルメディアで、ある意味人々の興味にあった、その人の興味に合ったものでパーソナライズされていった結果、偏ったものになっている。
しかも、これを眺めるのではなくて、煽るのがテレビなどのメディアだというのです。
これは今のアメリカの状況を見てもわかる通り、決して望ましい状況ではないだろうというところから、もっと信頼できる議論の場を作りたい。
そういった目的がマスク氏にはあると言っています。
すなわち、お金儲けのためではなく、愛する人類を助けるためと言っているのです。
実際にマスク氏が買収してから、かなり迅速な動きに出ていると見られています。
例えばある報道では、マスク氏が買収してからツイッター上でこれまで抑えられていた、ある意味ちょっとヘイト的なツイート、人種差別のようなツイートが急に増えたという話もあるのです。
それはこれまで、ある意味ツイッターの運営の方が押さえていた部分、これを禁止していた部分があったのかもしれません。
そういうのは、逆にもっとフラットに制限を加えずに出す。
そういった健全な場を設けたいと言ってるのです。
一方でそういった状況が続くと、まさにヘイトを煽る場になってしまうのではないかという懸念があります。
しかしマスク氏はそう考えていないようで、Twitterは何を言っても許される地獄のような場所になるわけではありません。
法律を順守することはもちろん、老若男女問わず映画を見たり、ゲームをプレイしたりするのと同じように、好みに応じて希望する体験を選択できる、暖かく歓迎的なものでなければなりませんという理想も示しています。
さらにはその中で、広告主に対して広告が正しく行われれば、あなたを喜ばせ、楽しませ、情報を与えることができると強く信じています。
まだ知らないあなたにぴったりのサービス・製品または治療法を示すことができます。
これを実現するには、Twitterユーザーのニーズにできるだけ関連する広告を表示することが不可欠です。
関連性の低い広告はスパムですが、関連性の高い広告はコンテンツです。と述べています。
今までの取締役を全部解任して、今イーロンマスク氏1人がCEO・唯一の取締役という形になっていますから、収益をもたらしてくれる広告主はやっぱり大事なのです。
そしてその広告の意義をここで訴えているというところになってきます。
最終的に目指すところとして、Twitterはブランドを強化し、企業を成長させる。
世界で最も尊敬される広告プラットフォームになることを目指しています。
私達とパートナーを組んでくれた全ての人に感謝します。
一緒に特別なものを作りましょう、と呼びかけています。
まさに一番目指すところ「世界で最も尊敬される広告プラットフォームになる」。
これは広告となっていますが、広告主に対して「広告プラットフォーム」、他のユーザーに対しては「情報プラットフォーム」ということではないかと思います。
実際にですね、今メディア見ていましても、まさにマスク氏が書いている通り、中立な場がなかなか存在しないと感じます。
Facebookにしても、例えばある一定の政治的な考え方は、投稿できなかったり、Twitterも同じどっちかというと、左寄りの傾向があるのではないかと思います。
日本のメディアもどちらかというと前提として左寄りです。
一方で極端な右といったメディアも存在したりします。
それぞれの人とかメディアが意見を主張するというのはいいと思うのですが、プラットフォーム、こういった誰でも投稿できる場で、ある意味運営が意図して何かを消したり制限したりするというのは、あまりメディアとして望ましいものなのか?と私も思っているところがありました。
そこはマスク氏に共感できるところです。
まして、マスク氏としては、これまで散々自分の意見を発信しては、世間をにぎわすみたいな。
もちろん本人がいろいろ言ってることを変えているという側面もあると思うのですが、一方では正しい受け取られ方をされてないから、というところがあると思うのです。
じゃあ正しい発信をどこで見つけたらいいんだというのは結構難しかったりします。
それがまさにツイッターになるということを、マスク氏は言っているのではないかと思います。
逆に言うと、ユーザーとしては正しい情報取りに行きたいと思ったら「Twitterで発信している人のソースを取りに行きましょう」という話になってくるわけです。
それを通じて、尊敬される情報プラットフォームを目指すということなのではないかと思っています。
従業員の半数を解雇 パッチの有料化を検討
ただ「お金儲けではない」という話がありましたけれども、一方でこのマスク氏はツイッターを買収するやいなや、従業員の半数を解雇。
そしてバッジの有料化を検討するというお金儲けそのものじゃないかという動きを行っているわけです。
従業員の半数を解雇
イーロン・マスクは異論ありというところではないかと思うのですが、従業員の半数を解雇。
これは二つの側面があると思います。
一つの側面としては、先ほど言ったように、思想的にやはり偏っている。
日本のツイッターも少しトレンドを人が操作して、世の中の論調がどちらかというと左寄りになっているように見せていた、という見え方ができなくもないわけです。
そういった思想的偏りを除くというところはあると思います。
(もう一つは)これはマスク氏が直接言ってるのですが、Twitterは赤字なのですが、1日に何億円も赤字を垂れ流すようだったら、解雇は企業として当然のことだろうと言ってるのです。
バッジの有料化を検討
さらにバッジの有料化。
今は(マスク氏Twitterアカウントの横にもありました)青のバッジ。
これはいわゆる公式認定というところがありまして、今だと主に著名人。
Twitterとしてはそうは書いてないのですが、実際は著名人に付くものとなっていまして、これが一つのステータスになっているのです。
これを1人月8ドル、およそ千円ちょっと、1200円ぐらいで買えるようにしようと言っているのです。
したがって、何が言えるかというと、少なくともお金を払って発信している人は(それだけで完全に信用できるということはならないのですが)少なくともbotとか大量に(アカウントを)発生させたユーザーでは、余程お金がないとそういうことができませんから、それではないということがわかるわけです。
もしかしたら本人確認みたいなこともするかもしれないので、少なくともその人本人であるということが確認できたら、その信頼度はだいぶ上がるのではないかと思います。
私も実はこのバッジを申請したことあるのですが、通りませんでした。
なので、逆にバッジを申請して、私本人が発信しているということが証明できたら、むしろ発信者側としてはありがたいというところです。
もちろんバッジが有料でなくとも発信したいという人はいるでしょうし、全然バッチがない人でもバズることによって影響力を発揮できるメディアですから、そこは残してほしいというところがあるのです。
一部では完全有料化みたいなことも言われているんですが、私はそうはならないのではないかと考えます。
また発信については一部有料になるのかな?という部分はあります。
業績推移
先ほど赤字を垂れ流しているという話でしたが、これまでの(2010年からの)業績推移をみると、売上高は右肩上がりで伸びているのですが、一方で利益はずっと赤字になって、2018年にはようやく黒字になったかと思ったら、直近でもまた赤字になっています。
これは正直マスク氏が見るようにプラットフォームの状況。
Twitterは非常にシンプルなプラットフォームだと思うので、それに対して従業員数が多すぎるという批判は、正直あるのではないかと思います。
もっと効率的にやれば、とりあえず黒字にはなるだろう。というのがマスク氏の見方ではないかと思います。
一方で今回マスク氏が買収したことによって、一部の広告主が離れているという話もあります。
そこの調整をどうするんだという話は、先ほどの広告主の皆様への文言の中にも込められていると思うのですが、離れない為にはどうしたらいいのかということをこれから考えるのではないかと思います。
ツイッターが黒字を出してない理由の一つは、思想的背景があるのではないかと思います。
例えばTwitterの創業者の1人であるジャック・ドーシーは、そもそもTwitterを営利企業にしてしまったことが失敗だった、法人化してしまったことが失敗だったとすら言ってるのです。
すなわち思想背景としては、営利企業になるのではなくて、インフラとかそういうものにしたかったのではないかなという節が、発言からちらほら読み取れてくるわけです。
Twitterとは?
Twitterの背景にもう一度迫ってみたいと思います。
Twitterとは何かというと、2006年にサービスを開始した、最初のツイートが行われたものでして、創業者が4人いるのです。
エヴァン・ウィリアムズ氏、ジャック・ドーシー氏・ビズ・ストーン氏、ノア・グラス氏です。
ウィリアムズ氏は、ブログサービスをGoogleに売却したことで億万長者になって、ツイッターに出資したということになっているのです。
ジャックドーシー氏は、天才とも言われていて、次のスティーブジョブズだと言われているのですが、Twitterのコンセプトを生み出して、電子決済のSQUAREを創業した人でもあります。
ビズ・ストーンという方が、Twitterにおけるコミュニケーションの核です。
Twitterはどういうポリシーでやってるの?というのを、かなり地道にユーザーや従業員に伝えていったと言われています。
ある意味、Twitterの良心というところです。
ビズ・ストーンという人も、何でもかんでもコンピュータに支配されてるのではなくて、そこに人間が介すべきだという考え方を持っていたようです。
それからノア・グラス氏。
この人は人生の全てをツイッターに捧げたが追放されて、その名前もオフィシャルなところでは消されてしまっているという、非常にかわいそうな方なんです。
詳細について知りたい方は、ぜひ本を読んでいただければと思います。
サービスの内容は皆さんご承知の通りです。
今、世界で起きていることを、人々が話していることを伝える場であると言っています。
(私は)けっこう有効に使えると思っていまして、各企業もやはり公式の情報を出そうと思ったら、Twitterは上位の選択肢になってくるのではないかと思います。
これは私自身が経験したことなのですが、2019年の台風15号というのがものすごい大きい台風で、(私千葉に住んでいるのですが)4日ぐらいずっと停電が続いたのです。
4日と言ってしまえばわずかに思えるのですが、いざ停電の最中になると「一体いつ復旧するんだ」というのが、全くわからないわけです。
東京電力の公式発表を見ても、細かいところまでわからないのです。
そんなときに活躍したのがTwitterだったのです。
Twitterを見ると、どうやら地域全体が停電になっているわけではなくて、電柱が倒れた・倒れていないの状況によって、停電しているところとそうでないところがあるということがわかってきたのです。
そこで、Twitterで検索して、ここは停電になってないというところを見つけました。
その時9月でものすごい暑いときだったのです。
家は停電で冷房が効かないわけですから、何とか涼もうと、暑さから逃れようと停電していない商業施設を見つけて、そこに一時避難するというようなことをやっていたのです。
当然、東京電力の公式発表、ホームページの更新なんて待ってられませんから、随時発表されるTwitterの情報を確認していたわけです。
まさに今起きている情報を知るには、貴重な情報源だと思えるのです。
私は株式投資に関しても(株式投資もどんどん新しい情報が流れていきますから)今この瞬間にこの株に何が起きるのかというのを知ろうと思ったら、どうしてもTwitter。
これはもうなくてはならないところです。
株をやる人も、Twitterとの相性は非常にいいと思います。
このようにやはり、なくてはならない存在ではないかと思います。
一方で営利ではなくて、インフラ的考え方を持っていたのが、これまでのツイッターではないかと思います。
ただ一方で、インフラであるならば、もっと中立的でなくてはならないという気もしていまして、情報をどちらか右なり左のどちらかに偏らせるというのは、これもまたいかがなものかなと思うところはあります。
ユーザー数
ではTwitterがどれだけ世界に影響力があるのか?
ユーザー数を見ることでそれがわかります。
ユーザー数をみますと、月間ユーザー数で
- Facebook:30億人
- YouTube:20億人
- WhatsApp:20億人
- 中国のWeChat:12~13億人
- Instagram:10億人
- TikTok:10億人
という中で、Twitterは3億3000万人。
実はTwitterってこんなものなのです。
「あれこんな少ないの?」という感覚、結構持たれる方多いのではないかと思います。
その感覚のずれというはその通りでして、なぜならTwitter日本のユーザー数は4500万人なのです。
- YouTube:7000万人
- Facebook:2600万人
- Instagram:3300万人
これらよりツイッターのユーザー、日本では多いのです。
アメリカでも、月間ユーザーで8人に1人ぐらいなのですが、日本だと4500万ですから、2人に1人弱というところで、かなり多いです。
つまり、Twitterと日本って実はすごく相性がいいみたいなのです。
それは140字という文字制限の中で、日本人は元々五七五で感情やり取りする文化がありますから、そういった文化的背景もあると思いますし、またこの匿名性というのも実は大事なんじゃないかと思います。
アメリカ人の多くは、フェイスブックで実名で自分の意見をバンバン言うということが当たり前にできるのですが、日本人はなかなか、実名を出してまでそれをするのって難しいです。
一方でツイッターは、アカウントをいくらでも作ろうと思えば作れますし、匿名でできるということから、それも日本人の性格に合っていたのではないかと思います。
いずれにしても、案外マスク氏のツイッター買収によって大きな影響を受けるのは、どこでもなく日本だと言えるのではないかなと思います。
マスク氏の偉業
マスク氏がこれまでどんなことをやってきたのか。
お騒がせであることは確かなのですが、一方で実績もしっかりしていることも確かなのです。
1995年に弟と会社を創業しまして、これを売却して25億円ゲットしたのです。
更には同じ年に後のPayPalとなる会社を創業して、これもまたeBayに売却することで、なんとわずか3年で25億円が220億円になったのです。
それでも飽き足らず、SpaceXを2002年に創業。
それから2004年、テスラを出資・創業しました。
この結果2021年には純資産約20兆円の、世界一の富豪アマゾンのジェフベゾス氏を抜いて、世界一の富豪になりました。
少なくともお金に関しては素晴らしいですし、何よりそのバイタリティというのは、半端じゃないのです。
よくマスク氏がテスラの工場で寝袋を敷いて寝ている姿を見たという話はよく聞く話です。
それほど日本で言うならば、日本電産の永守さんみたいなワーカホリックなタイプではないかと思います。
何故それだけ仕事できるのかというと、理想主義者。
理想の追求を徹底的にやる人なのではないかと思います。
テスラはとにかく電気自動車。
なおかつソフトウェアをどんどんアップデートしていくことによって、一度買ってもらったら、自動運転の機能をずっとアップデートし続けようという仕組みを整えようとしています。
スペースXに関しても、これから宇宙だということで、宇宙開発会社を立ち上げた。
そして実際に2021年には、有人宇宙飛行宇宙旅行を成功させているのです。
途中では「テスラはもう破産だ」みたいなことを言ったり、かなり精神的には危ない人ではないかと思います。
働きすぎて、ちょっとどうにかなってしまっているのではないかと思いますが、ただ実績は確かなものです。
今回ツイッターを買収して、いろいろやっていくというところなのですが、実はテスラとかスペースXに比べたら、マスク氏にとって、だいぶイージーなのではないかとに思っているのです。
というのも、テスラもスペースXも、まさにゼロから物を作るというかなり難しいことだったのではないか。
一方でTwitterというのは、考え方一つである意味、どうにかなるところです。
うまくその考えをコントロールして、従業員を引っ張っていけるような動きができれば、非常に今後面白いのではないか。
少なくとも中立のメディアとして、私はマスク氏のツイッターに期待しています。
本当に中立的なメディアになるのであれば、物によってはお金を払うことも厭わないという人は(私は比較的そのタイプかと思うのですが)そういった人も増えてくるのではないかと。
そしてインターネットのこれからというところになると、やはり良い情報・有益な情報に対してはお金を払うという流れ。
YouTubeなどは、実際にサブスクリプションが出てきたりしています。
そういった流れが出てくるのではないかと思うわけです。
しかしお金を取るために重要なのは、そのスペースが本当に意味のある有益なものであるかというところを担保することが大事なのです。
5月に投資家に示したプラン
実際マスク氏は、具体的なプランを(5月のものですが)いろいろ示しています。
例えば2028年までにサブスクリプションサービスから収益を100億ドル上げる。
それから収益を5倍にする。
広告の依存度を収益の50%未満にする。
サブスクリプションをどんどんやっていく。
2028年までに9億人のユーザーを獲得する。
それから新たなサブスクサービス「X」。
ちょっとこれは何のことかわからないのですが、2028年にはそのサービスで1億400万人のユーザーを獲得する。
そして、今従業員を半分解雇したということなのですが、5月の時点では数百人の従業員を削減した後、今度は増やすと言ってるのです。
それは本当に有益で有能な会社に貢献できる社員を採用するということなのかもしれませんし、思想が一致した人を採用するということなのかもしれません。
今(従業員が)半分になってかなり社内混乱して、本当にサービスが続けられるのかという疑問すらあるところですが、これを増やすと言っています。
今日言いたいことは、これもマスク氏が実際に提示した目的だったり、ツイッターでやりたいことだったりするのです。
その情報というのをいかに正しく取るか。
これは私のような情報発信者にとっても、非常に大きな問題となってきます。
その適切な情報源として、Twitterが今後価値を上げていくことを、私は目指してほしいなと思っていて、マスク氏のことを応援しています。
これからのTwitter(私の見解)
ざっとまとめますと、Twitterってパワーに対して収益・ユーザー数が釣り合わないと思っています。
今は(アカウントが)なくなってしまいましたが、トランプ氏が様々つぶやいて、それが毎日ニュースになるようになったのですが、その割りにユーザー数が少ない。
まあ日本ではかなり高いのですが、アメリカではユーザー数が少ない。
これはもうちょっと改善の余地があるのではないかと常々思っています。
真の意味で言論の自由を確保して、それ(ユーザー数の改善)ができるならばサブスクビジネスとしての価値は大きい。
まあマスク氏のことですから、いろいろこれからあると思います。
しかしそれを振り払ってでも行くのが、この人なのじゃないかと思います。
そしていざ数年後再上場するということも言っています。
もしそうなるのだったら、その時に改めて価値を見極めて、もしかしたら投資するということを考えたいと思います。
こういったコミュニケーションの場としても、株式投資の対象としても、まだまだツイッターから(今上場廃止になってしまったのですが)私は目が離せないと思っています。
ぜひ皆さんも見ていただければと思います。
この内容はYouTubeで動画による解説も行っています。
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プレゼント①『株式市場の敗者になる前に読む本』
プレゼント②『企業分析による長期投資マスター講座』第一章
プレゼント③『YouTubeプレゼン資料』
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