あなたはChat GPTを使った事がありますか?
Chat GPTはチャット形式で質問や検索ができるAIです。簡単な質問に答えるだけでなく文章の要約、詩や小説の作成、外国語の翻訳もできる、いわば便利すぎるAIです。
この便利すぎるAIに投資に向いている人の特徴を聞いてみました。
- リスク管理能力がある
- 資金管理能力がある
- 長期的な視点を持っている
- 情報収集能力が高い
- 忍耐強く、ストレスに強い
パッと見、的外れな事は言っていないのではないでしょうか?
ここからそれぞれの特徴を深掘り、本当に正しいのかどうか、解説していきます。
リスク管理能力がある
投資の対象になるものは債券・株式・不動産・仮想通貨・金・原油…など多岐にわたります。
しかし投資対象をどれにしたとしても大切な事は最大損失を把握することです。
どの商品・投資対象がローリスク・ローリタンであり、ハイリスク・ハイリターンなのかを認識しましょう。一般的には株式はハイリスク・ハイリターン、債券はローリスク・ローリターンと言われています。
しかし、債券と言えども米国債と新興国の債券ではリスクが違います。
株式も同様に創業90年、時価総額30兆円を超えるトヨタ自動車と、グロース市場に上場する創薬ベンチャー企業では想定される最大損失は大きく異なるでしょう。
さらに信用取引では、投資額以上の損失を被る可能性もあります。
こういった多岐にわたるリスクを管理する方法はあるのでしょうか?投資の神様、ウォーレン・バフェットはリスクに対してこう述べています。
”リスクとは自分が何をやっているかわからない時に起こるものです”
つまり、投資対象の理解が甘いことが最も危ないという事です。投資対象をしっかりと理解することが、リスク管理に有効なのだと思います。
資金管理能力がある
資金管理能力の具体的な例は貯蓄能力だと考えます。
今では積立投資など少額から始められる投資がありますが、安定した収入やまとまった投資資金があるに越した事はありません。
投資は余裕資金で投資することが大切ですが、そもそも余裕資金を捻出できる資金管理をする必要があります。あなたは家計簿をつけていますか?毎月の収支を見直し、職場の財形貯蓄や定期積立など、余裕資金を捻出できる仕組み作りが大切です。
本多静六はこの積立貯蓄と投資を組み合わせた「4分の1投資法」を実践することで大金持ちになりました。「4分の1投資法」とは「給料の4分の1と臨時収入を貯蓄し、貯まった資金を専門分野へ投資する」です。きっとあなたも真似できるのではないでしょうか?
最終的には会社で行っている企業型確定拠出年金なども含めて、資産の棚卸しを行い、あなたがどのくらいの資産を持っているのか把握しましょう。資産を総合的に見て、余裕資金はいくら出せるのかを考えると良いでしょう。
長期的な視点を持っている
長期的な視点とは具体的に何年でしょうか?あなたの年齢や資産構成、投資の目的によって変わるものだと思います。
大切な意識は、市場の刹那的な変動で儲けるのではなく、個別株の場合は企業の成長と配当などのインカムゲイン、債券や不動産の場合は金利や家賃収入で時間をかけて儲ける、という意識です。この意識の差が短期投資家と長期投資家の違いを現しています。
さらに、お金を増やす上で、時間と最も相性が良いのは複利です。
アインシュタインは「複利は人類最大の発明だ」と言いました。時間と複利を味方につけて長期的な視点で投資を行っていきましょう。
情報収集能力が高い
投資に必要な情報は投資対象によって異なります。
例えば不動産投資を行う方は宅地建物取引業法・借地借家法などの法律の知識に加え、不動産販売会社の担当者から、良い情報を得られるか?というある種コミュニケーション能力も必要です。
つばめ投資顧問で取り扱う投資対象は個別株式です。では個別株投資家が見ている情報はどんなものがあるのでしょうか?
- 有価証券報告書:企業の事業内容やリスク、経営方針などを包括的な情報を確認する
- 決算短信:4半期など比較的短いスパンの業績変動要因を確認する
- 決算会説明資料:上記を見た上で最後に確認(企業が主張したい事がカッコ良く書かれているため最後に見るのがおすすめ)
- Twitter:個人投資家をフォローすればトレンド把握ができる。盛り上がっているセクターや企業は何か?
- マネックス証券の銘柄スカウター:企業分析ツールが優れている
これらは個別株投資を行う上で非常に有効な情報です。同時に、これらを整理・理解する能力も必要です。
ここで情報の観点で考えたい事があります。それは他人に聞いた銘柄に投資して良いか?です。
私は絶対にダメではないと思います。ただし、上記を用いて自分で腹落ちした上で投資しなければいけません。なぜならば、成功した際は「〜さん、インフルエンサーの〜は神!」と言い、損失が出た際は「〜に騙された!」と感じるはずです。
つまりこれでは投資家として成長しないのです。
自ら情報を整理・分析し、企業の事を考えて利益を上げてこそ、投資の真の面白さに気がつけるのだと思います。
忍耐強く、ストレスに強い
ChatGPTは最後の最後に精神論をぶつけてきました。
市場・損失のストレスとどう向き合えば良いのでしょうか?
ここでは邱 永漢(きゅう えいかん)という日本及び台湾で活躍した実業家の言葉を引用します。
投資の儲けはガマン料
個別株投資はどんなに計画を立ててもうまくいかないものです。しかしその失敗と損失を経て経験を積み、自分に合った投資スタイルを確立していくのだと思います。
知力の格闘技として投資を楽しむというメンタルこそ、我慢・忍耐の糧になると思います。
目先の損失や市場変動に惑わされず、忍耐強く投資に向き合っていきたいものです。
自分で考えて投資を楽しむ
いかがでしたでしょうか?
Chat GPTの回答を参考にして投資に向いている人の特徴を考えていきました。
- リスク管理能力がある
- 資金管理能力がある
- 長期的な視点を持っている
- 情報収集能力が高い
- 忍耐強く、ストレスに強い
あなたはこの特徴に当てはまっていますか?
最後にChatGPTの回答の正確性を検証するために本人に聞いてみました。
あなたは嘘をつくことはありますか?
試しにサザエさんの家族構成を聞いてみます。
フグ田ハヤオ、という聞きなれないキャラクターが挙げられました。ChatGPTは故意に嘘をつく事はないとしても、間違ってしまうことはあるようです。
今回取り上げた「投資に向いている人の特徴」は、間違ったことは言っていないと思います。投資もChatGPTと同様に、自ら得た情報が正しいか、信頼性があるかを考えて楽しみたいものです。
お読み頂きありがとうございました!
つばめ投資顧問では今後も投資情報を発信していきます。また3月に新規メールマガジン登録者限定のセミナーを予定しています。見逃さないようにメールマガジンの登録をお願いします!
執筆者
佐々木 悠(ささき はるか)
つばめ投資顧問 アナリスト 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
東北学院高校、東京理科大学経営学部卒業。
協同組織金融機関へ入社後、1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得。
銀行勤務時は投資信託を用いた資産形成提案や多重債務者への債務整理業務に従事。
2022年につばめ投資顧問へ入社。
プレゼント①『株式市場の敗者になる前に読む本』
プレゼント②『企業分析による長期投資マスター講座』第一章
プレゼント③『YouTubeプレゼン資料』
メールアドレスを送信して、特典をお受取りください。
※個人情報の取り扱いは本>プライバシーポリシー(個人情報保護方針)に基づいて行われます。
※送信したメールアドレスに当社からのお知らせやお得な情報をお送りする場合があります。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。
コメントを残す