バリュー投資完全マニュアル

割安株に投資する『バリュー投資』は、伝統的な手法でかつ失敗が少ない投資法だと言われています。

バリュー投資をマスターし、実践してみてはいかがでしょうか。

”バリューのターン”到来!

今、まさにバリュー株のターンが来ています。

コロナ禍で大きく上昇したのが成長株でしたが、その上昇が一服し、この間なかなか上がらなかったバリュー株がここに来て株価が2倍になっているようなケースもあります。

日本製鉄や銀行株などが挙げられます。

理由のひとつとしては、日本の金利の上昇があります。

長期金利が引き上がり、成長株は金利の上昇局面では下がりやすく、資金の投資先として割安株に流れ、上がっていったものと思われます。

今、割安株を買うべきでしょうか?

バリュー投資の成り立ち

バリュー投資を最初に持ち出したのは、「賢明なる投資家」を書いたベンジャミン・グレアムという人物です。

かのウォーレン・バフェットの師匠にあたる人です。

グレアムは本の中でこのようなことを言っています。

株式には絶対的な「価値」と変動する「価格」があり、価格が価値の半分以下になっている銘柄を『割安株』と呼ぶとしています。

では、株式の「価値」とはどういうものなのでしょうか。

株式の価値を計る方法は様々ありますが、大きく分けて『資産』と『収益』の2つであると考えます。

資産バリュー

『バリュー株』と言うと単純に”PERやPBRが低い銘柄”と説明されがちですが、私はそれだけでは不十分だと思います。

資産には”質”の違いがあると考えているからです。

ではどのような見方をすればよいのでしょうか。

一般的なバランスシートはこちらです。

これをもとにPBRが割り出されますが、図の”資産”の内容には「現金」「不動産」「建物」「のれん」など様々なものがあります。

この資産を内容を考えながら再編成する必要があります。

資産の内容を考慮し、”確実な資産”と言えるものを割り出し、そこから有利子負債を引いた「NAV」を出して初めてその会社の”確実性の高い”純資産が割り出せます。

NAVと時価総額を比較して割安かどうかの判断をします。

その考え方をして、今、割安と見えるのがテレビ局のTBSです。

赤坂サカスをオフィスや商業施設に貸し出していたり、株価が上がっている東京エレクトロンに出資していたりと、割と確実性の高い資産を保有しています。

NAVと時価総額を比べると、割安度で1/3~1/4にもなります。

最近の割安株の流れに乗り、直近で株価が上がっています。

株価が上がってもなおこの割安度である理由はどこにあるのでしょうか。

TBSが割安のままである理由としては、テレビの将来性が疑問視されていることや、株主還元に消極的であることが考えられます。

こういった資産バリュー株が上昇するためにはカタリスト(=きっかけ)が必要となります。

つまり、資産バリュー株で成果を出そうとすると、「カタリストを予想する」か「とにかく待ち続ける」かということになります。

徹底的に損失を避け、価格が価値に到達する時を待つ”守りの手法”です。

収益バリュー

収益バリュー株は低PER銘柄ということになりますが、ロジックは単純です。

PER5倍であれば、株を買って5年で元が取れて、その後はプラスになっていくというものです。

PERは一般的に15倍くらい(15年で元が取れる)ですが、なぜそれが5倍などという水準で放置されるのでしょうか。

簡単に言うと、成長性が高いものはPERが高く、リスクが高いものはPERが低くなるということになります。

低PER銘柄が上がるタイミングは”リスクが解消されたとき”と言うことができます。

ただし、低PER銘柄に投資する際は、リスクを慎重に見極める必要があります。

いわゆる『バリュートラップ』に引っかからないようにすることが大切です。

低PERには何らかの理由があるわけですが、そこで諦めるのではなく、リスクは解消されるものなのか、世間が勘違いしているのではないか、と疑問を持って調べ上げると、その中にお宝が眠っているかもしれません。

数字だけで見るのではなく、一つ一つをつぶさに見ていく必要があります。

バリュー投資のポイント

バリュー投資は長期投資だと言われがちですが、実はそうでないと考えます。

冒頭で紹介した日本製鉄や三菱UFJは足元では上がっていますが、10年で見るとTOPIXを下回っています。

重要なのはタイミングです。

低迷している時に投資できたかどうかで結果は左右されます。

長期投資として考えるなら、本当に割安であると確信できるまでしっかりと分析する必要があります。


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