長期投資の王道!銘柄の選び方・買い方

今回は、失敗しない長期投資の銘柄選びについてお話しします。
長期投資を始めたい方や、何から始めたら良いか分からない初心者の方にとって、参考になるかと思います。

株価より業績。長期投資の原則

長期投資にも、積立投資、高配当株投資、割安株投資など様々な方法が存在します。
どれが正しくてどれが間違っているというわけではありませんが、本質的には、長期投資の基本原則を理解する必要があります。

株式投資の根本的な仕組みは、企業の活動に裏打ちされています。
企業が収益を上げ、その利益が投資家の持分を増やすことによって、株価は上昇します。
株主はリスクを負って投資し、企業が成功すれば、それが株主の利益となる仕組みです。

株価の変動は投資家の心理に影響を受けるもので、短期的な変動は人の感情によって左右されます。
しかし、長期的に見ると企業の実際の業績が重要となります。
企業の収益が持続的に成長することが長期投資の理想です。
株価は業績の長期的な成長に従って上昇します。

株価が短期間で上下することがあっても、長期的には業績が向上すれば株価も上昇します。
したがって、購入価格は長期投資においても重要ですが、より重要なのは企業の長期的な利益の成長です。株価がROE(自己資本利益率)に従って増加する傾向があるため、ROEの高い企業に投資するべきと言えます。

長期投資の本質は、株価ではなく企業の業績、つまり利益に焦点を当てることです。

個別株投資のメリット

銘柄選びについて、もちろん、インデックスファンドに任せることもできます。
インデックスは、市場全体の企業を平均して考えた時、一般的にこういった成長があるという側面があります。
一方で、銘柄を自分で選ぶことにメリットがあります。
自分で銘柄を選んだところで成功するとは限らないと感じる人もいますが、成功している人も多くいます。
成功者にインタビューをすると、成長する企業に投資していることが長期投資家に共通していることが分かります。

自分で銘柄を選ぶメリットを5つ挙げてみましょう。

1. 買う銘柄に迷わない

自分で成長する企業を見つける場合、成長していない企業に投資する必要がなくなります。
自分が理解している銘柄の中から選ぶことになるので、逆に言うと分からないものには投資しないという決断ができるということです。
ウォーレン・バフェットも「自分の能力の輪の中で投資するべき」ということを言っています。

2. 株価が動いても不安になる必要なし

業績が伸びている企業であれば、一時的な株価の下落に対して不安にならずに済みます。
長期的には業績に従って株価が上昇するため、一時的な変動を無視できるのです。

3. むしろ下がったら買い時

株価が下落した場合、その企業に対する理解があれば、株価の下落は買い時であると見なすことができます。
業績が持続的に伸びているなら、株価の下落は買う機会となります。

4. 売ることは考えなくて良い

伸び続ける企業を買っているなら基本的には売らなくても良いということになります。
長期的な視点で業績が伸び続ける企業は、多少株価が高くても将来的な価値はさらに高くなります。
長期的に考えると売る必要はほとんどありません。

5. プロを上回る利益も出せる

個別株投資を上手く行えば、平均的であるインデックスを上回ることができます。
個別株投資には制約が無く、株価の変動に柔軟に対応できるため、プロのファンドマネージャーに比べて上回る可能性があります。

 

私が思う個別株投資のメリットとして、自分で良い企業を見つけることが「楽しい」ということ、そしてその結果利益が出るということがあります。
個別株投資は難しいことではなく、誰でもできることです。
ただ、愚直に続けることが必要となります。

銘柄の選び方

銘柄選びについてのポイントについてお話ししましょう。

1. 知っている企業であること

投資する企業を選ぶ際に、まずは自分が知っている企業を選びましょう。
ビジネスモデルを理解できない企業に投資することにはリスクがあります。

2. 業績が伸び続けていること

選んだ企業の業績が伸び続けているかどうかを確認しましょう。
利益が不安定である企業に投資する必要はありません。

3. 成長に対する意欲があること

経営者の発信やインタビューなどを通じて、企業の成長に対する意欲を見極めましょう。
経営者の意気込みは重要なポイントです。

4. 他社に負けない強みがあること

企業が他の競合に対してどんな強みを持っているのか考えましょう。
顧客目線でその強みが何なのかを理解することは重要です。

5. 割高でないこと

PER50倍や100倍といったあまりにも株価が割高なものは買うべきではありません。
いくら成長する企業だといっても急激に成長することはないので、いずれ株価は下がってくると思われます。
本当に良い企業であるのなら、株価が下がって適正な価格になった時に買えばよいでしょう。

銘柄選びの際にはマネックス証券の銘柄スカウターが便利です。

良い銘柄を見つけたら…

1.条件を満たしていたら、まず買ってみる

前述の5つの条件を満たす銘柄を見つけた場合、基本的にはいつ買っても良いということになります。
ただし、1回の分析で全てを理解することは難しいこともあります。
実際、私も銘柄を買った後に新たな情報や変化を見つけることがあります。
例えばウォーレン・バフェットも直近でTSMCを買いましたがおよそ1年で売却しました。
買ってからイマイチな部分が見つかったのではないかと思われます。

買ってみないと分からないことも多いので、少額でもまず買ってみることが大切です。

2.良いと思えたら、さらに買う

買った銘柄を見ていく中で、やはり「良い」と感じたなら、最初の買値に関わらず追加で買うべきです。
当初より株価が上がっていたとしても、伸び続ける企業であればその後さらに上がると想定できます。
もちろん、あまり急激に上がったタイミングで買うと高値掴みになってしまうので注意は必要ですが、買う前提で機会をうかがうと良いでしょう。

3.下がったら、もっと買う

良い銘柄であっても、相場全体の下落や、個別的な要因で株価が下がる時があります。
それでもその企業の成長性は揺るがないと思えるのであれば、価値が下がらないのに価格が下がっている=お得に買える機会ということになります。

 

特に優良銘柄だと、株価が下がる時というものはなかなか訪れるものではありません。
むしろ伸び続けるものなので、株価に関わらず買う機会(上記「1」「2」)を作ることが大切です。

売らなければならないとき

一方で売らなければならない時というのも覚えておいてください。

1.成長性に疑義が生じた

成長性を評価して買っているので、その成長性に陰りが見えたのであれば売却を検討しなければなりません。

2.株価が割高になりすぎた

良い企業であればあるほど投資家が飛びついてくる可能性が高いです。
その結果、PER50倍を超えるような株価になってしまった場合は一旦利益確定をして、その後もし下がってくるようであればその時に買い直せばよいということになります。

3.他の銘柄と入れ替える

いろいろな銘柄を買っていると、現金の余力も無くなってきます。
その時には持っている銘柄を比べてみて、より良いと思える銘柄に集中させるとより良いポートフォリオが出来上がります。

どちらの銘柄が良いか判断は難しいと思いますが、保有銘柄数を決めておくなど、自分のやりやすい銘柄数で進めていくと良いでしょう。

重要な考え方

株を買うということは、株価の上下動を追うためではありません。
株式の原則で言えば、投資した企業が利益を出して、その利益を株主に還元するというものです。

言い換えると、あなたが株を買うことは、金のなる木に水を与え続けるようなものです。
途中で大雨や干ばつがあるかもしれませんが、木が枯れさえしなければあなたに収穫をもたらしてくれます。
そう考えると、株価の変動は気にする必要は無いということになります。
大きく育ち、たくさんの実をつける木を買い続ければよいのです。

木の成長に伴って収穫(配当)も増えていくという、そんな投資を目指していて、それこそが長期投資の王道であると考えています。


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執筆者

執筆者:栫井 駿介

栫井 駿介(かこい しゅんすけ)

つばめ投資顧問 代表
株式投資アドバイザー、証券アナリスト
ビジネス・ブレークスルー(株)「株式・資産形成実践講座」講師

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