【二番底?】株価下落はまだ序の口か。今はリーマンショックの1年前!?これから金融危機が訪れる可能性を解説(2020/3/28)

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以下、文章化したものです。


つばめ投資顧問の栫井駿介です。

今日は2020年3月28日。

今日から東京都では外出自粛要請が出ています。

こんな中で日経平均株価は今週一週間で17%も上げるという上昇を記録しました。

これによって新型コロナによるショックは、終わったのではないか?もう上昇に向かうのではないか?という向きもあります。

一方ではこれで終わりではなくて、まだ2番底3番底があるのではないかと、考える人もいます。

しかし私は実はまだまだこの下落というのは序の口でしかなくて、今後更に大きく下がる可能性すらあると考えています。

何故そのように言えるのか説明します。
 
■新型コロナは終わっていない

今、株価が下がっているのは新型コロナの影響が出て、これが中国や日本だけではなくて、世界に影響が出るという事がわかって大きく下落したのですが、いよいよ株式市場としては、それにそろそろ飽きて、株価が上昇に向かうという局面になってきました。

しかしこれが織り込んでいるのは、あくまでこれまでの出てきた話でしかないと思います。

つまり世界に新型コロナが広がって、世界中に影響が出るという所までだと思います。

実はこの経済への影響というのはそれで終わるとは私は思っていません。

そもそもこの新型コロナの影響というのは全く終わっていませんし、まだ日本でも今まさに外出自粛要請、場合によっては緊急事態宣言も出るのではないかという向きもあります。

アメリカでは感染者が世界最大の国となってしまいました。

アメリカでも今後自粛要請などがますます続く事が考えられます。

そうなると困ってくるのが観光産業や飲食産業。

そういった所のお金が全く回らなくなってしまいます。

これらの企業の中から倒産してしまうような企業も出てくると思います。

それは決して中小企業に限ったことではなくて大企業も、そういった状況になってくるのではないかと思います。

企業が倒産した時に、そこで倒産しただけで終わったなら済みますが、問題はそれだけでは終わりません。
 
 
■倒産が疑心暗鬼を生む

一つの企業が倒産すると、たとえば金融機関がどう考えるのかというと同じような業種の企業は、もう危ないのではないかと一気にお金を引き上げます。

株式投資だけではなくて融資の話です。

そうなるといよいよ資金繰りに窮している企業がますます苦しくなって、雪崩を打ったように倒産などが広がる可能性があります。

そうなるとますます金融機関や投資家は萎縮してしまうので、それがリーマンショックの時にも起きた金融危機です。

この金融危機の広がりによって、今とは比べものにならないほど株価が下落するリスクというものがあるのではないかと考えています。

その証拠として示されているのが、トヨタがクレジットラインをあらかじめ早めに設定しました。

TOYOTAはお金を非常に持っていて、財務潤沢な会社であることは間違いないです。

けれども今のうちに銀行からこれだけのお金を借りられるようにという枠を儲けています。

それは何を意味しているのかというと、あのTOYOTAですら資金繰りが苦しくなる可能性がある、そういう危機感を持っている事を示しています。

それが本当に怖い所で健全な企業ですらお金が回らなくなる可能性がある、人々が疑心暗鬼になってしまう。

これが金融危機の本当の怖さという事になります。
 
 
■リーマンショックの例

実はリーマンショックの時も時系列でどんどん悪くなっていったという経緯があります。

リーマンショックの原因になったのは、アメリカの低所得者層向けの住宅ローンであるサブプライムローンが債務不履行になってしまったという事ですが、そのサブプライムローンを組み込んだ金融商品を世界中の銀行や金融機関が保有していた事によって、大きな損失を被ったり金融商品に対して疑心暗鬼になってしまった事が金融危機を引き起こしました。

けれどもそれが明らかになったのは2007年のパリバショックと言われる事です。

BNPパリバという銀行がファンドの解約を停止したという事で、いかにこのサブプライムローンがヤバいのかが明らかになりました

しかし株価を見ると、もちろんパリバショックで株価一時的に下がりましたが、実はそこから一旦持ち直しています。

しかしその持ち直したところから、BNPパリバショックのおよそ1年後2008年の9月にそれよりも大きな証券会社、投資銀行でありますリーマンブラザーズが破綻するという衝撃的な事によって、そこから更に株価が大きく下がる局面を迎えました。

株価が本格的に大きく下げるとしたら、皆さんが予想しないような企業、あるいはとてつもなく大きな企業が倒産してしまうなどして、そこから疑心暗鬼を生んで金融不安を引き起こすというのが、ある意味で最悪のシナリオという事になります。
 
 
■危機感を持って慎重に

それは決して非現実的な話でもないと思います。

例えば今新型コロナウィルスに合わせて原油価格安くなっています

ここ数年、実はアメリカではシェールオイルを掘る企業がジャンク債という格付けの低い借り入れを行なって、資金を調達して、オイルやガスを掘っていました。

しかしこの原油価格の下落によってそれらの採算が取れなくなり、一気にこれらの企業が倒産してしまう可能性があります。

そしてこれらの企業にお金を貸していた企業がそこで回収できなくなってしまうので、金融機関の財務が傷んでしまいます。

この十数年の低金利社会によって、金融機関はイールドハンティングといって少しでも高い金利のものを買おうとしていましたので、そういった危険な商品にも一部手を出しています。

こういったことを考えても、再び金融危機の目になってしまうと考えられます。

ですからもう一度言いますと、今はまだ底だとか二番底を探る段階ではなくて、リーマンショックが起きる1年前のパリバショックの段階でしかないのではないかと考えています。

それほど投資家は危機感を持って望まなければなりません。

もちろん私が言っている事が当たるかどうかなんて分かりません。

このままもしかしたら上がり続けるかもしれない。

しかし慎重な投資家としては、今上がっているタイミングでもうこれが底だと見て、大きな資金を投じたり、信用取引を行なってしまうと、非常大きな痛い目に遭ってしまう可能性があるということを指摘します。

私たちは決して急いでお金持ちになる必要なんかありません。

あくまで慎重に資産を守りながら、下がった時に良い企業に投資することによって、じっくり時間をかけてお金を増やしていけば、着実な資産運用が出来ます。

私はそういった資産運用を皆様にお勧めしたいと思っています。

これだったら決して市場の動きに心を乱される事無く、しかし一方で確実に資産を積み上げていく事が出来ます。



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