【長期投資】下落相場を乗り越えてお金持ちになる方法を教えます!多くの人がわかっているのに実践できないのはなぜか?大切なのは「投資し続けること」です

YouTubeに動画をアップロードしました!

以下、文章化したものです。


つばめ投資顧問の栫井です。

今株式市場は下落の真っ只中ですが、長期投資においては、このような下落局面こそ投資のチャンスになるのは間違いありません。

『資産家は恐慌時に生まれる』という言葉もあるほど株式市場の下落というのは投資家にとってチャンスとなります。

しかし実際には、その下落を捉えきれない、十分に我慢出来ないなどで、利益を上げられず、資産を増やすことが出来ない方がほとんどです。

なぜこの差が生まれてしまうのか、この動画で解説し、あなたがどのようにして、この下落相場を乗り越えてお金持ちになれるかという事をお示しします。

日経の記事出てましたが、ネット証券、口座開設が急増、株価急落で初心者参入とあるように、今株式市場には多くの初心者の投資家あるいはこれまで実質休眠していた講座を、再び稼働させて投資を始めようという人が増えています。

株式市場の下落が投資のチャンスになるという事は実は多くの人が認識しています。

しかし一方では、このツイートにあるように、あるネット証券では、2008年はリーマンショックの時に開設された口座は実は他の年に比べて稼働率が低い傾向があります。
 

今まさに、この2008年のような株価急落局面なんですが、そこで多くの新たな投資家が殺到したという一方で彼らは実際に株式を買えなかったり、その後株式投資を続けられなかったりしている人が大半です。

何故そうなってしまうのか日経平均の変化を見ていればよく分かります。

これがリーマンショック前後の日経平均株価の推移です。
 

このようにリーマンショックで大きく下げた後、ここでおそらく口座の開設が殺到したという事なんですが、その後に実は株価は4年にも渡って、上昇しない局面が続いてしまいました。

4年というとその場に居合わせるとすごく長い局面です。

そんな中上がったり、下がったりを繰り返して、投資に慣れてない人だったら思ったように上がらずに、損失を被ってしまったり、動かない株価に痺れを切らしてやめてしまう投資家が少なくないです

しかし実際にはその後大きく上がっていて、日経平均で見ても底の価格から見るとおよそ3倍ぐらいまで上がったという状況でした。

それから考えると何が起きてるのか。

まずこの怠け者ですね。
 


最初に今下落だからといって、100万円だけ投資して、しかしその後続かなかった人はそのまま放っておけば、やがて株価は上昇してそれに従って株が上がったという事でしょうから、これが3倍になったとしたら300万円、それなりに利益を上げたという事は出来るんですが、100万円が300万円に、しかもこれだけの時間をかけてなったとなると、これは決してお金持ちになったとは言えないです。

一方で毎年100万円投資し続けて、低迷し続ける4年の間も毎年毎年100万円ずつ投資し続けた人は、この2013年からのアベノミクス上昇に乗れて、これまでコツコツと貯めてきた物が大きく花開いて100万円ずつ4年ですので400万円、それが3倍になった、そして1200万円の資産を作ることが出来ました。

この右の人だったら資産家という事が出来ます。

つまり資産家と、そうでないただ一瞬の株式の上昇にかけている人の差というのは、その間に投資し続けられたかどうか、新たな資金を入れ続けられたかどうかという事が大きな差となってきます。

ここまでご説明させていただければ良くわかると思います。

資産家になれるかどうかの差というのは決して投資が上手いか下手かではなく、最も大きな要因は投資を続けられるか、新たな資金を投資し続けられるかという事にかかっています。

最も多くの人はずっとなかなか上がらない機会に投資するよりも、上がる瞬間にパッと買ってパッと売れば良いと考えています。

そううまくはいきません。

この株式市場の上昇というのは、実は年間のうち、ほんの僅かな数字のうちに上昇が決まってしまう、その数日だけで上昇の大半を占めているという状況があります。

それを「稲妻が輝く瞬間」と言われることもあります。

その瞬間にお金を投じていなければ、その上昇の果実を得る事は出来ません。

これをそのタイミングを計ってやろうと思っても、株価の動きというのはなかなか読めるものではないので、そう上手くはいきません

したがって私たち普通の投資家はコツコツ貯めて、売る事なく、そのまま持ち続けて大きな上昇を捉えて、果実を受け取るしか方法がありません。

これは昔からある相場の格言であります「天井三日底百日」という格言にも通じるものがあります。

上昇するのは僅か3日で、それ以外の100日はひたすら低迷が続くという事なんです。

投資というのはこういうもので、そこで成果を得るためには、まさにこのような粘り強さが必要になります。

ここまで説明して、問題になるのは、そんな毎年100万円も捻出出来ないと考える人が多いと思います。

その考えに対して処方箋として、これからをお示しするものがあります。

それが本多静六という明治から昭和にかけて生きた人なんですが、当時現在の金額にして100億円以上の資産を築いた大投資家です

この人が実践していた方法なんですが、『四分の一投資法』といって収入のうち四分の一を必ず投資に充てて、それ以外の消費などの生活はこれ以外の資金でやってしまおうという考え方です。
 


つまり毎月40万円の収入があるとしたら、生活資金としては、30万円しかないものだと考えて生活して、残りの10万円はひたすら投資に回す事になります。

元々40万円あってそこから10万円を出すというと、なかなかの懐が痛む、心苦しい部分があるかと思うんですが、最初から30万円しかないと思えば、案外人は余裕をもって過ごす事が出来ます。

むしろこの30万円はなくなってしまっても、構わないお金なので、その範囲内で贅沢もすれば決して、ケチケチした生活をする必要はありません。

これを分けて考えるという事は投資と生活のバランスを取る上で非常に大切になってきます。

投資が余裕資金で行うべきだというのも、こういった考え方をすれば良いのではないかと考えます。

ではシミュレーションしてみましょう。
 


毎月10万円、四分の一投資法で10万円、年120万円という事なんですが、それを株式市場の平均リターン言われる年7%の複利で運用した場合どうなるかという事です。

10年でおよそ1700万円。

実はそこまでは大きな差がつきません。

複利というのは時間をかければかけるほど大きくなりやすいものです。

10年では1700万円ですので、単純に貯金していたとしても、1200万円ですから実はそんな大きな違いはないんです。

しかしこれは後年になるに従って、20年で5200万、30年では1億2000万なります。

貯金だけだったら3000万円にしかならない訳なので、この差というのは非常に大きいという事が出来ます。

しかし実際はこんなに綺麗に増えていくものではなくて、株式市場はアップダウンを繰り返しますし、上がる時は一気に上がる、低迷する時はひたすら低迷しますから、そう考えると綺麗に上昇するのではなくて、このような波を描きながら、増えていくとい事になります。

しかしこういった例えば30年といったスパンにおいては、目の前の株価変動というのはこれは正直に言って雑音でしかないです。

すでに説明した通り、長期投資家において必要となるのは投資を続けてお金を投じ続けるという事になります。

もちろんどんな企業を買ってもいいという訳ではなくて、利益を増やし続けるような良い企業を株価が下がった時に買うという事をすれば、より高いリターンが目指せますし、株式市場の平均として年7%のリターンとお示しましたが、努力する事によって、そのリターンは少しでも上げられるものだと考えます。
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