【優良銘柄】リクルート株の買い時はいつ?各事業の特徴と抱える爆弾を解説します。良いタイミングで買えれば、ポートフォリオの成長に寄与するでしょう

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以下、文章化したものです。


つばめ投資顧問の栫井です。

今日はリクルートホールディングスについて解説したいと思います

リクルートは”良い会社”です。

したがって、いつか買いたいと思っているんですが、じゃあいつ買い時なのかという事について、今日は考えてみたいと思います。

リクルートの事業内容
 
事業内容の解説をします。
 


黄色で示しているのが人材派遣、緑で示しているのがメディア&ソリューション、赤がHRテクノロジーです。

具体的に言いますとこの黄色が海外の人材派遣です。

人材派遣会社を買収して大きくなった、売上高の大半は海外ということになります。

緑はSUUMOやゼクシィ、ホットペッパーそういったメディア、あるいはリクナビです。

赤は、CMで「バイト探しはindeed」と流れてると思うんですが、あれの事を指しています。

売上高で見ると半分以上は黄色の人材派遣です。

次に続くのが緑のメディア&ソリューション、そして赤のHRテクノロジーという順番になるのですが、利益で見ると実は黄色の人材派遣が少なくて、緑のメディア&ソリューション、SUUMOやホットペッパー、リクナビといった所が利益面では非常に大きいという事になります。

簡単にいうとこの黄色、人材派遣は利益率が低いということになります。

利益の大きいメディア&ソリューションの所から見てみますと、皆さんお馴染みのものがいっぱい並んでいます。
 


SUUMOやホットペッパービューティー、じゃらん、ゼクシィ、リクナビという皆さんご存知の通りシェアが非常に高いです。

そして、コストがそれほどかからない事業です。

したがってこれらの事業は、非常にも盤石で、シェアが高くて、高利益率、しかもこうやって色んなサービスを増やしていく事によって成長性も見込めるという、まさにリクルートの基盤を成している事業であります。

私自身もこの分野に非常に期待が持てて、この中にも、これからまだ成長する、例えばスタディサプリ等、そういったものもまだまだ含まれています。

そしてこのindeedはどちらかと言うと世界的な拡大を目指している会社です。

Googleはあらゆる物を検索しますが、indeedは同じような仕組みで、人材募集に絞った検索というのをやっています。

したがってこれが非常に大きく伸びているのですが、成長期待これが世界的に派遣を握るという事になれば、indeedは人材という所に関しては特化しているので、需要をGoogleから取ってくることが出来ます。

したがって伸びた時には非常に大きいという事になります。
 
買収で大きくなった人材派遣事業のリスク

一方でなかなか難しいと思われているのが人材派遣事業です。

どうやって大きくなったかというと、基本的には買収で大きくなりました。
 

ここに並んでいる通り、北米で米国や豪州、欧州といった所で、かなり良い買収を進めています。

しかしこの人材派遣というのは正直どの国にもある物なので競争が激しいです。

競争が激しい中で競うとなると利益率が下がってしまいます。

景気が良い時には人材をたくさん募集しないといけないので儲かるのですが、景気が悪くなるとそんなに人はいらないので、人材派遣会社自体の収益は下がってしまいます。

その結果、リスクを非常に抱えているという事になります。

今まさに景気が悪くなり、世界的にかなり厳しい状態になっている中で、もともと収益性が低いのでこれが赤字に転じてしまうかもしれませんし、また買収によって生じたのれんや無形資産が7000億円もあります。

利益水準が数千億円の会社ですので、7000億が仮に減損すると、損失を計上してしまうと、一時的に赤字に転落するような事態にもなりかねません。 

この人材派遣事業におけるのれんというのが、実は非常に厄介な存在なのです。

例えば純資産100億円の会社を1000億円で買収したとしたら、のれんや無形資産が900億円計上される事になります。

のれんは基本的には資産に乗ったまま減価償却しないという事になっていますから、損益計算書には普通現れてきません。

しかしこの買収した会社の利益が無くなり、その価値が無かったという事になると、一気にこの900億円が丸々損失になってしまうというリスクを抱えています。

ましてこの景気連動性の高い人材派遣事業という事で、これがリクルートにとって時限爆弾となってのしかかってきます。

リクルートの戦略自体も、最近この辺に力を入れているという話は聞かなくなりましたから、利益率も低いですし、リクルートとしてもなかなか難しい買収をしてしまったと気づいています。

しかしそれを一気に捨てるという訳にもいかないので、ここから少し時間をかけて処理していくという事になります。
 
リクルートは買えるか

では株価の方はどのような動きになっているか見てみましょう。
 


ここ最近は新型コロナショックを受けて、一気に下がってきました

これを見ると買いたくなりますが、利益面に置いて、まだこの人材派遣事業ののれんの償却という事は出てきてません。

これらが今後悪材料として、重くのしかかってくる可能性が十分にあると考えています。

PERはおよそ25倍となっていて、決してまだ割安と言えないのですが、利益がものすごく減ってしまったり、赤字に転落したりしてしまうと、このPER自体ものすごく高くなってしまうので、その時には株価が更に大きく引き下がるという事になってしまいます。

そうなった時こそわれわれ長期投資家にとっては大きなチャンスになります。

のれんの償却があったとしても、それ自体は一時的な物でしかありませんし、メディア&ソリューション事業やindeedなどのヒューマンリソーステクノロジーの所が大きく伸びていく事が想定されます。

この人材派遣について見ても、一時的に損失を計上してしまったとしても、景気が良くなれば、今後利益を稼いでくる事になるでしょうから、ある意味でここはシクリカル(景気連動)な分野です。

そういった所が大きな損失を計上して、株価が下落した時に買う事が出来れば、そこからこの長期的な成長と景気連動による業績の向上という事で大きな株価の上昇が期待できるという事になります。

私はその瞬間を粛々と待ちたいと思っています。

どうなるかまだ分かりませんが、焦らずにじっくりと見て、いつか私のポートフォリオに入れたいなと考えています。

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