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以下、文章化したものです。
つばめ投資顧問の栫井です。
IMFが2020年の世界経済見通しを発表しました。
IMFが2020年の世界経済見通しを発表しました。
これによると世界経済は今年-3.0%の成長に終わってしまうと
この-3.0%という数字は2008年のリーマンショックを上回
それ程、新型コロナショックによる経済的なダメージが非常に大き
この状態がどこまでどうなってしまうのか、あるいは投資家はそん
■厳しい状況はまだまだ続く
このIMFの発表なんですが、つい先日発表されたのですが、世界
2008年に起きた金融危機をも上回って1929年の世界恐慌に
これが恐ろしいのが、まだこれで決して終わった訳ではないという
IMFが資料の中でまとめているのですが、この状態がどこまで続
それもそのはずで、この新型コロナウィルスが収束しない限りは人々
ノーベル医学賞を受賞した京都大学の「山中教授」も、1年程度は
ハーバード大学はこのままワクチン等が開発されないと、2022
それ程事態は深刻で、またどこまで続くか分からない長期戦を覚悟
通常、こういう経済危機になると、政府が支出をして、それで経済
経済対策やっていますが、その経済対策というのは、今にも生活が
それによって経済が活性化するという事はありません。
もしこの新型コロナウィルスが収束して、じゃあ今度は経済を活性
この事からやはり私は実店舗を持つ企業、例えば飲食、小売、旅行
飲食店なんかは売上が立たないのに、そのお店の賃料を払わなけれ
飛行機も似たような状況で、飛行機が飛ばないあるいは、お客さん
これは長くなればなるほど、どの企業もお金がなくなって、結局は
それが続くと株価にも明るい材料にはなりません。
■想定される3パターン
私の今後1年の株価シナリオとしては実は3パターン考えています 。
一つは、すでに状況は悪いのですが、株価がこの状態をある程度織 り込んでいて、低迷はするが、大きくは下がらず横這いを続ける という可能性があります。
私の今後1年の株価シナリオとしては実は3パターン考えています
一つは、すでに状況は悪いのですが、株価がこの状態をある程度織
これの主観的確率が30%です。
もう一つは、この状況の悪化に従って更に株価が下がるんじゃない かという事、これも十分考えられると思っていて、むしろこれがメ インシナリオだと思っています。
皆さんが想像しないような大きな企業が、無残にも倒産する事があ り得ます。
この主観的確率がおよそ60%。
もう一つは、この状況の悪化に従って更に株価が下がるんじゃない
皆さんが想像しないような大きな企業が、無残にも倒産する事があ
この主観的確率がおよそ60%。
一方で希望としては早い段階でワク チンが開発される、あるいは効果的な治療法が出来て、経済と共に 株価も上昇するという事が考えられます。
これがおよそ10%ぐらいあるのではないかと思います。
いずれにしてもトータルで見たときにやはり厳しいという事は間違 いありません。
投資家はこれを前提にどう動くべきか考えなければなりません。
これがおよそ10%ぐらいあるのではないかと思います。
いずれにしてもトータルで見たときにやはり厳しいという事は間違
投資家はこれを前提にどう動くべきか考えなければなりません。
■厳選して投資を行い、大きなリターンを
じゃあそれで株を買わないのかというと、決してそうではないと思 います。
新型コロナもいずれ収束するというのも間違いないと思います。
最悪の場合でも人類の大部分が感染して免疫を持つことによって、 何ら問題ない菌となる訳です。
じゃあそれで株を買わないのかというと、決してそうではないと思
新型コロナもいずれ収束するというのも間違いないと思います。
最悪の場合でも人類の大部分が感染して免疫を持つことによって、
いずれは収束するという事を考えると長期、例えば10年といった
その後、経済が復活していった時には、今買っていれば大きなリタ
ではどんな銘柄を買うのかというと、例えば今例に挙げたような飲
倒産してしまう企業を買ってしまうというのは、株式では絶対あっ
そういった意味でかなり厳選が必要になってきます。
実店舗が厳しいという、一方で盛り上がりを見せているのが、イン
インターネットがあるのでしたら、外出せずにコストは最低限で色
したがって一つの戦略としてはこういったインターネット関連企業をとにかく買うという戦略が挙げられます
そんな中でも、より財務基盤や事業内容に間違いない企業を挙げる
こういった大企業を買って、株価自体もMicrosoftやアリ
また個別の企業を選ぶのが難しいという人には、アメリカのETF
こういったものを買っておくというのは一つ手だと思います。
一方でこういった企業は多くの人が同じようなことを考えるので、
もちろん成長に従って、じわじわと伸びる事は想定されるのですが
より高いリターンを求めようとしたら実は人々が見向きもしない、
実際に過去の株価上昇のランキングを見ると、数年前は風前の灯火
むしろ、私が推奨しているバリュー株投資というのは、そういっ
その中で旅行業界に焦点を当ててみますと、旅行業界といっても日本だとHIS、近畿日本ツーリストなど、そ
またアフターコロナでも実店舗からオンラインの流れは続いていく
例えば日本ならば楽天トラベルやじゃらんなどがあ
例えばBooking .comですとか、例えばEXpedia。
海外旅行へ行く時に皆さん利用したことがあるかもしれません。
こういった企業はちゃんと成長していますし、一時的には業績が悪化するという事がもちろん想定されますが、やがて世界が通常の状態に戻ったら、皆さん
まだ株価が十分下がりきっていない、悪材料が出切っていないとい
このような厳しい状態ですが、その中に必ず希望はあります。
そういった希望を見つけ出して、投資をする事が出来れば、5年後
是非、ここで勇気を持って長期投資に励んでみてください。
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