アナリストはどこを見てる?注目の銘柄と分析内容を公開

銘柄分析は、多くの投資家にとって常に頭を悩ませる問題です。

アナリストがどのように銘柄を分析して選んでいるのか、非常に気になる人も多いことでしょう。

今回はつばめ投資顧問のアナリストであり、大手銀行にて金融資産運用業務に従事していた串間文哉が多くの銘柄の中から選び出し、本気で分析した結果の一部を紹介します。

串間さん
  • アナリストが分析する時に何を見ているのか
  • アナリストが選ぶ際のコツ
  • 今より利益を伸ばせる銘柄を選びたい!

 

これを知りたい人には必見の内容です。

 

アナリストが銘柄を選ぶきっかけ

アナリストと私たちの違いというと、学歴や経験、運用してる資産の量など、非常に大きな差があるように思うかもしれません。
しかし、実際はさして大きな違いはありません。

アナリストも最初に銘柄を選ぶきっかけは、私達と同じく日常の中でさり気なく見つけた【気付き】にあることが多いようです。

吹き出し 上部

私がヘルスケア業界の中でも医薬の分野に投資したいと思ったきっかけは大きく分けて3点あります。

まず1点目は、私の義理の兄が日本新薬(4516)に勤めていることです。
義理の兄とは古いお付き合いですが、お会いする度に製薬業界の実情などを耳にしておりました。
言い換えると、いつの間に身の回りにいたというところでしょうか。

そして2点目は、自分自身が医薬品を飲んだことがあるということです。
(結果論的ですが、医薬を調べてるときにルネスタというエーザイの薬にお世話になったことがあるのを思い出しました。)

最後に3点目ですが、これもまた非常にシンプルで、自分が物忘れをする度に将来の自分に憂いを抱き、認知症対策の現状を調べてみたかったということです。

上記の3点から、医薬への投資という観点で分析をはじめ、最終的に投資したいと思ったのがエーザイ(4523)でした。

吹き出し 下部

 

具体的なアナリストによる分析方法

では次はいよいよ、具体的な銘柄の分析に入ります。
まずは銘柄の大まかな特徴を捉えるところからスタートします。

串間アナリストはエーザイを以下のような流れで分析していきます。

ドット
  • 企業概要
  • 直近の売上高増加の3本柱
  • 財務
  • 株価指標と株価の乖離
  • 社長について
  • 企業理念・患者様への寄り添い
  • 課題に対する対策
ドット

 

エーザイの企業分析の一部を紹介

吹き出し 上部

財務の安全性を確認しました。

下記はエーザイのキャッシュフローの推移と有利子負債比率の推移です。

エーザイ キャッシュフロー 有利子負債 エーザイ

引用:マネックス証券

フリーキャッシュフローはプラスで推移、有利子負債比率も減少してきており、財務の安全性は高いといえます。

吹き出し 下部

このように図解などを用いて解説しているので、理解しやすいかと思います。
分析内容の全てを明かすことはできませんが、この企業分析を読むことで

「エーザイがどんな企業なのか?」
「売り上げは伸びているのか?」
「財務は安定しているのか?」
「株価どう推移していっているのか?」
「社長はどのような人物なのか?」
「直近の課題は?またどのように対策しているのか?」

などを理解することができると思います。
またアナリストはこのように企業を分析しているのだというポイントを押さえることもできるので、会員様自身が企業分析する際の参考にもなるであろうと考えております。

 

アナリストの見解

デスクワーク

分析をふまえたうえで、他の製薬会社ではなくエーザイに注目した理由について、こう解説しています。

吹き出し 上部

上記の分析を行った結果、エーザイへの投資ポイントは2つです。

・エーザイは特許切れという課題に対して人材・研究開発への投資を積極的に行う企業文化があること

・取り扱い研究開発を「認知症、アルツハイマー」の脳・神経領域やがん領域に焦点を当てているところです。

吹き出し 下部

エーザイは、現時点でパイロット運用における推奨銘柄とはなっていませんが、串間アナリストが考える売り時(買い時)も記事の中で解説しているので、ぜひ会員サイトをチェックしてみてください。

またつばめ投資顧問の会員サイトでは、エーザイなど銘柄について会員の皆さんやつばめ投資顧問のアナリストと議論することもできます。

つばめ投資顧問の会員になって銘柄についてディスカッションしよう

 

プロのやり方を真似るには、知ることが重要

ポイント

プロ投資家とはいえ、分析するうえで特に変わったこと・難しいことはしていません。

しかし、注目している場所、その会社に投資を行う最終的なポイント、そして売買のポイントに関しては、
やはりプロならではの視点があります。

つばめ投資顧問の会員サイトでは、エーザイ企業分析の全文を確認することができます。

また、これらの銘柄はつばめ投資顧問内で行われた【第二回 銘柄コンテスト】にて優秀賞に輝いたものです。
会員サイトでは、この他にもプロ投資家が分析・選定した銘柄を確認することができます。

さらに、会員になるとこれらの銘柄に対して、いつでも気軽に質問することも可能です。

ぜひあなたの投資の役に立ててみてください。

 

今知りたい情報を分かりやすく配信中!YouTube動画

更に、YouTubeでも投資に役立つ情報を分かりやすく配信中です。
株取引の知識は深めたいけれど、

『本は苦手……』

『文章だけだと分かりにくい』

『隙間時間に最近のトレンドを知りたい』

という方にオススメです。

つばめ投資顧問Youtube動画

 

Print Friendly, PDF & Email
サイト訪問者限定プレゼント
あなたの資産形成を加速させる3種の神器を無料プレゼント

プレゼント①『株式市場の敗者になる前に読む本』
プレゼント②『企業分析による長期投資マスター講座』第一章
プレゼント③『YouTubeプレゼン資料』

メールアドレスを送信して、特典をお受取りください。
メールアドレス *
※送信したメールアドレスに当社からのお知らせやお得な情報をお送りする場合があります。

※個人情報の取り扱いは本>プライバシーポリシー(個人情報保護方針)に基づいて行われます。
※送信したメールアドレスに当社からのお知らせやお得な情報をお送りする場合があります。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。

気に入ったらシェアしてもらえると嬉しいです!

コメントを残す

Popular Article - よく読まれている記事Popular Article

  • 【紅麹問題の小林製薬】株価20%下落はチャンスか? 過去の成功・失敗事例から学ぶ
    騒動の発端は2016年に遡る 紅麹は米などで紅麹菌を繁殖・発酵させたもので赤い色をしています。コレステロールの抑制作用や血圧低下、リフレッシ...
  • 【アステラス製薬の下方修正】1年で株価40%下落 営業利益90%減少の理由。今は買い?売り?
    アステラスの業績の変化 2024年4月12日、アステラス製薬は下方修正を発表しました。   その内容は、 「24年3月期第4四半期...
  • 株価20%上昇の大林組 3倍になった配当金は続くのか?今から投資するべき?
    大林組はゼネコン業界のNo.2の企業である 大林組はいわゆるゼネコン業界に属している企業です。 ゼネコンとは、ゼネラル・コントラクターの略称...
  • 【HIS】旅行需要回復でも株価が伸びない理由は?投資チャンスか?
    HISは儲かっている? HISは1980年創業の大手旅行代理店です。 格安航空券を仕入れパッケージプランとして販売し、当時敷居が高かった海外...
  • 株価35%暴落のアステラス製薬は買いか?売りか?次世代医薬品の期待とリスクを徹底解説
    アステラス製薬の苦しい現状 アステラス製薬は2005年に山之内製薬と藤沢薬品の合併によって誕生した企業です。 23年12月期の決算は売上高国...

Article List - 記事一覧Article List

カテゴリから記事を探す