投資信託を買うより「マイ投資信託」を作ったほうが良い理由

資産運用の本質は、自分のニーズに合った「マイ投資信託」を作り上げる作業です。

若い人なら成長が見込める企業を中心としたポートフォリオにすべきでしょうし、もう定年を迎えていれば高配当株やリート中心にして年金の補填にあてることが主なニーズでしょう。

投資信託のデメリット

「成長株ファンド」「高配当株ファンド」などの投資信託はありますが、これらはいわゆるアクティブファンドであり、手数料がかなり高めに設定されています。手数料は、運用期間が長くなるほどマイナスに作用します。

また、投資信託は「買い時」を教えてくれません。個別銘柄なら、PERや経営状況など定量・定性面の評価を参考にできますが、投資信託に組み入れられた銘柄のすべてを分析することは現実的に困難です。

さらに悪いことに、日本の投資信託は数年の短い期間で運用を終了することが多いのです。これは、売ることだけに主眼を置いた証券会社・投資信託会社の負の側面です。本来、運用は長期的な視点ですべきなのに、日本の投資信託はその逆を行っているのです。

投資信託のもう一つのメリットは、分散投資できることです。確かに、多くの銘柄に分散しておけば、致命的な損失は避けられます。しかし、実際は10銘柄程度で十分な分散効果が得られると言われています。

10銘柄をピックアップし、安くなったときに少しずつ買う

すなわち、下手な投資信託を買うくらいなら、自分のニーズに合った10銘柄程度の銘柄を適切なタイミングで買い付けた方が良いというわけです。

例えば、高配当ファンドを作りたければ、配当利回りランキングの上位から配当の継続性がありそうなものをいくつか選ぶと良いでしょう。

高配当株投資は初心者向けかつ王道!減配リスクの少ない8銘柄を紹介

2019.04.04

目の前の利回りは気にしないけど、安定的に増えて欲しいという人なら、連続増配銘柄を選ぶことを考えます。

29期連続増配の花王(4452)は初心者にもおすすめの銘柄。下げた時を狙え!

2019.05.31

私はというと、事業の安定した成長が続く銘柄で、なおかつ割高ではないものを組み入れるようにしています。企業が成長してくれれば、銘柄を入れ替える必要すらないという考えです。

ここで大切なのは、ピックアップした銘柄をすぐに買わないということです。多くの人が買いたいタイミングは相場が割高になっている可能性が高いですし、そうでなくても長期投資なら少しでも安く買えた方が良いのは間違いありません。

「1円でも安く買え!」長期投資でパフォーマンスを上げる鍵は買値にあった

2019.04.19

あなたが求める理想の投資信託はどのようなものでしょうか。それがイメージできれば、適切な銘柄を、安いときに少しずつ組み入れることでそれが実現できます。頭の体操に、ぜひ考えてみてください。

Print Friendly, PDF & Email

執筆者

執筆者:栫井 駿介

栫井 駿介(かこい しゅんすけ)

つばめ投資顧問 代表
株式投資アドバイザー、証券アナリスト
ビジネス・ブレークスルー(株)「株式・資産形成実践講座」講師

詳細はこちら
サイト訪問者限定プレゼント
あなたの資産形成を加速させる3種の神器を無料プレゼント

プレゼント①『株式市場の敗者になる前に読む本』
プレゼント②『企業分析による長期投資マスター講座』第一章
プレゼント③『YouTubeプレゼン資料』

メールアドレスを送信して、特典をお受取りください。
メールアドレス *
※送信したメールアドレスに当社からのお知らせやお得な情報をお送りする場合があります。

※個人情報の取り扱いは本>プライバシーポリシー(個人情報保護方針)に基づいて行われます。
※送信したメールアドレスに当社からのお知らせやお得な情報をお送りする場合があります。
※上記は企業業績等一般的な情報提供を目的とするものであり、金融商品への投資や金融サービスの購入を勧誘するものではありません。上記に基づく行動により発生したいかなる損失についても、当社は一切の責任を負いかねます。内容には正確性を期しておりますが、それを保証するものではありませんので、取扱いには十分留意してください。

気に入ったらシェアしてもらえると嬉しいです!

コメントを残す

Popular Article - よく読まれている記事Popular Article

  • 【住友化学】株価60%暴落の2つの理由 PBR0.4倍だから買って良い? 
    日本の株式市場が盛り上がる中、大きく株価を下げている企業があります。 それは、住友化学です。 出典:株探 24年2月2日の第3四半期決算では...
  • 【ダイキン工業】過去最高益でも株価10%暴落する2つの理由 今から投資するべきか?
    ダイキンの株価が決算を受けて10%暴落しました。 出典:株探 ダイキンは日本を代表する優良企業であり、日経平均に対する寄与度も上位5%に入る...
  • 【三菱商事】株価上昇!売るか?買うか?持ち続けるか?数字でわかる三菱商事の盲点とは?
    今回は三菱商事についてです。 直近では上限5,000億円の自己株式取得を行うなど、株主還元にも積極的な姿勢を見せていることで、株価が大きく上...
  • 【ソフトバンクグループ】株価急上昇!今からでも買うべきか?ARMの成長はどこまで続く?
    今回はソフトバンクグループについてです。 ついに株価が上昇してきましたが、その背景にはかつて3.3兆円で買収したARM
  • 【ニデック(旧 日本電産)】永守重信氏の経営手法は通用しているのか?
    今回はニデック(旧 日本電産)のお話です。 日本電産は永守重信さんが率いる企業で、彼は「御大」とも呼ばれるほどの強烈な方です。 ニデックは直...

Article List - 記事一覧Article List

カテゴリから記事を探す