永久保有銘柄は本当に存在するか?
ウォーレン・バフェットは、理想的な株の保有期間を聞かれると「永遠」と回答します。バフェットが支持する先人のフィリップ・フィッシャーは、素晴らしい企業を生涯持ち続けることを是としました。彼らの言うような「永久保有銘柄」は存…
ウォーレン・バフェットは、理想的な株の保有期間を聞かれると「永遠」と回答します。バフェットが支持する先人のフィリップ・フィッシャーは、素晴らしい企業を生涯持ち続けることを是としました。彼らの言うような「永久保有銘柄」は存…
ウォーレン・バフェットが企業への投資の条件として掲げるのが「経済の堀」を持っていることです。抽象的な概念ですが、経済学の理論にも適っていて、長期的な価値を形成するには必要不可欠なものと考えられます。
私の考え方は基本的にウォーレン・バフェットの考え方をベースにしています。バフェットは投資手法について詳細に語りませんが、バリュー株投資家にとって重要な示唆を短い格言で残しています。本記事では、バフェットの格言を私なりに解…
ウォーレン・バフェットは世界で最も有名な投資家と言っても過言ではなく、その投資手法により世界第3位の大富豪に上り詰めました。しかし、その本当の投資哲学はあまり知られていません。
バフェットは自分の投資哲学について「85%はグレアム、15%はフィッシャー」と言いました。今日はその後者であるフィリップ・フィッシャー(1907 – 2004)の投資哲学を学びます。
グレアムやバフェットと並ぶ有名なバリュー投資家に、ジョン・テンプルトン(1912 – 2008)がいます。彼の投資哲学は、割安なものに投資するのはもちろんのこと、揺れ動く市場での振る舞い方を教えてくれます。私…
前回の記事の中で、投資手法のひとつとして「ネットネット株」を挙げましたが、今回はその考案者であるベンジャミン・グレアム(1894 – 1976)について取り上げようと思います。
これまでPERを中心に株式の価値を説明してきましたが、価値を測る指標はPERだけではありません。株式の価値は、利益(キャッシュ・フロー)以外にも、保有する資産や、将来の成長可能性によって左右されます。いくつかの代表的な指…
前回、前々回にわたって、適正なPER水準は企業が持つ「成長性」と「リスク」によって決まるという話をしました。今回は「リスク」の見方とバリュー株投資での使い方について話します。
前回、PERは「成長性」と「リスク」によって適正な水準が決まるという話をしました。それでは、「成長性」と「リスク」とはそれぞれどのように測れば良いのでしょうか。今回は「成長性」について、バリュー株投資的な視点でみていきた…
前回は、株式の本質的な価値は「キャッシュ・フロー」と「リスク」によって決定する絶対的なものであることをお話ししました。今回は、それをどのような計算で求めれば良いかをお伝えします。
これからしばらく、基本に立ち返り「バリュー株投資とは何か」について順を追って解説したいと思います。これを読んで理解を深め、資産形成の一助としていただければ幸いです。
バリュー株投資では、企業が持つ「本質的な価値」を導き出すことが最初の一歩となります。私も推奨銘柄の「目標株価」として適正な価値を示していますが、実際の価値は特定の株価で示せるほど単純なものではありません。
今週、当社ホームページでタカタ(7312)について取り上げました。 https://tsubame104.com/2017/06/21/%E8%B2%B7%E3%81%86%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81…
投資の世界ではよく「ファンダメンタルズ」という言葉が使われます。インターネットで調べると、以下のような説明にたどり着きます。 ファンダメンタルズとは、国や企業などの経済状態などを表す指標のことで、「経済の基礎的条件」と訳…
世間では「分散投資」の重要性が語られますが、それは平均的な結果を生み出すだけです。株式投資や企業分析が好きな人なら、内容を熟知した少数の銘柄に投資したほうが、よほど効率よく資産を増やせます。
バフェットの名言に「潮が引いた時に、初めて誰が裸で泳いでいたかわかる」とあります。相場の下落局面にこそ、正しい投資をしていたかどうか分るということです。 上昇局面で利益を上げるのはさほど難しいことではありません。しかし、…
今年も米経済紙フォーブスによる長者番付が発表され、ウォーレン・バフェットはマイクロソフトのビル・ゲイツに次いで世界第2位の大金持ちとなりました。 バフェットがCEOを務めるバークシャー・ハサウェイは投資会社と見られること…
この数ヶ月、トランプ大統領の言動が市場の動きを左右しています。従来の大統領であれば、分析すべきはその政治信念ですが、彼の場合その特異な性格を分析した方が行動原理がわかりやすいでしょう。トランプ大統領の性格とは「究極の自己…
ダウ平均が史上最高値となる2万ドルを突破しました。初めて1万ドルを突破した1999年から約18年で2倍になった計算です。一方で、同期間の日経平均株価の上昇率はダウ平均を大きく下回ります。しかし、それだけで米国株の方が日本…